今回で四国お遍路の旅を振り返る記事も28回目。第1番札所 霊山寺 を書き始めた頃が懐かしく思えてきます。

今回は71番札所から。香川県西部の観音寺市・三豊市から、弘法大師生誕の地とされる善通寺市に入ります。

(2018年5月の旅記録です)

 

第71番札所 弥谷寺

香川県三豊市三野町
本尊・・・千手観世音菩薩

第70番 本山寺 から車で約13キロメートル、約30分です。

標高382メートルの「弥谷山」の中腹にあるお寺です。

森と岩の壁に囲まれた境内は薄暗い感じで、不思議な気持ちになります。この寺は「死霊の寺」としても知られ、青森県の恐山、大分の臼杵磨崖仏と並ぶ日本三大霊場との事です。確かにそんな雰囲気が漂うお寺でした。

岩壁に、色々な浮彫がされていました。

大師の御加持水

岩の壁に築かれた「磨崖仏(まがいぶつ)」 阿弥陀三尊像。

弘法大師が彫ったともされているそうです。風雨により崩れかけたお姿が、長い時の流れを偲ばせます。

境内から優美な讃岐の山々が見えます。

 

第72番札所 曼荼羅寺

香川県善通寺市吉原町
本尊・・・大日如来


第71番 弥谷寺 から車で約7キロメートル、約15分です。

お寺の起源は1400年以上も昔、596年までさかのぼるらしく、四国霊場で最も古い歴史をもつ札所との事です。弘法大師生誕の地とされる香川県善通寺市は、ここから76番札所まで5つの霊場があります。

 

第73番札所 出釈迦寺

香川県善通寺市吉原町
本尊・・・釈迦如来

第72番 曼荼羅寺 から車で約0.3キロメートル、約3分です。札所間の移動距離としては四国霊場最短です。

 

正面の建物は納経所

本堂

 

寺の奥の院がある我拝師山は、幼い弘法大師が捨て身で仏に祈願したという霊山との事。次回善通寺市を訪れた時は、この奥の院に行ってみたいと思っております。

 

第74番札所 甲山寺

香川県善通寺市弘田町
本尊・・・薬師如来

第73番 出釈迦寺 から車で約3キロメートル、約10分です。

このお寺は、弘法大師の偉業に一つとされる土木事業 満濃池の修築に関わりのあるお寺との事。この満濃池も近いうちに訪れてみたい。

 

今回はここまでです。次回は 75番札所 善通寺 です。

 

今回もご訪問頂きありがとうございました。

今日からコロナ感染自粛について一部緩和の話も出てきて、少し希望が見えてきました。もちろんまだまだ油断できませんね。早く元の生活に戻り、みんなで笑って過ごせる日が来る事を願うばかりです。

皆さん、今後もお体にはお気をつけて・・・