香川旅行記 最終回は善通寺とその周辺の町の風景を。善通寺市の訪問は、最初は会社の同僚と高知に向かう途中、昼食でうどんを食べに。次は家族旅行、次はお遍路、今回は4回目の訪問でした。思えば香川県で一番多く訪問している所です。

「総本山善通寺」 四国八十八か所霊場の第75番札所。弘法大師 空海 生誕地です。午後五時が過ぎて木の影が長くなる頃、お遍路さんの姿が見えなくなった境内には、地元の人と思われる人が散歩したり、体操をしたりと地元の人々の憩いの場所になっている様子。

 

御誕生所 善通寺

東院にある金堂(本堂)。本尊は薬師如来。

 

西院の仁王門。

御影堂(大師堂)。弘法大師 空海が生誕した場所に建てられているそうです。今回も参拝し、納経帳に御朱印を頂きました。このお寺のみ御朱印が3つあります。後日「四国八十八所巡り」でご紹介します。

今回はこの「善通寺の御守」を一つ購入しました。「五大の力のお守り」だそうです。(五大=地、水、火、風、そして識)

 

五重塔。明治35年完成。高さ43メートルで日本では3番目に高い五重塔との事。善通寺市内のあちこちで見えるこの塔は、善通寺市のシンボルタワーですね。

 

東院の南大門を入ってすぐの場所にある「大楠」。樹齢千数百年で、空海が生誕したときには生い茂る木であったそうです。長い時代、実に多くの人がこの木の傍を歩き、眺め、子供たちは周りで遊んだりしてきたんでしょうね。

 

眺めていると本当に神が宿っているように見えてきます。この木に比べ私たち人間に与えられた時間は・・・・。命の時間を大切にしなければと。

お寺を後にし、善通寺駅に向かいながら街を散策しました。私は観光地に来ると時間があれば、その地の人の生活地域を歩きたくなります。住宅地を歩いたり、地域の人が利用するスーパーに入ったり。

スーパーで買い物するおばちゃん達の香川弁の会話を聞いていると、香川に来ているんだなあと実感するのです。

善通寺町役場跡。こういう町の片隅にある史跡を見つけるのも好き。

街角にあった東京オリンピック 聖火リレーによる交通規制のお知らせ。ここ善通寺にも4月18日に聖火が来るんですね。しかしこの日の夜、広島の自宅で聞いた、安部総理の「東京オリンピック 延期」の発表。今年の聖火リレーは幻となりました。

善通寺市は善通寺以外にも観光名所があり、今回時間があれば訪問したかったのが、明治31年に竣工した、旧陸軍第11師団司令部の建物で初代師団長 乃木希典にちなんで乃木館と呼ばれている建物。広島も昔、広島市内や呉市に軍関係施設多い軍都でしたが、ここ善通寺市も広島に似た歴史をたどった場所なんですね。

香川県。まだまだ歩きたい場所がありますが、ぼちぼち瀬戸大橋を渡らなければならない時間が来ました。ここには近いうち、また来ると思います。

18時ごろ善通寺駅に到着。

ここから18時51分発の特急「南風」で岡山駅へ、そこから新幹線で広島駅へ。20時35分着。

列車が来るまで約50分、駅前は暗くなり始めていました。正面の山は「五岳山」。この山も善通寺市のシンボルの山だと思います。街の建物などは移り変われども、山の風景は善通寺市民や観光客の心に、変わらず残っている事でしょうね。

いよいよ駅名のネオンが灯りました。いい雰囲気です。

私はこの時間帯が好きなんです。夕焼けと夜の暗闇が混ざり合うこの時間が。

 

高知からやってきた特急。前に高松行「しまんと」、後ろに岡山行「南風」を連結して来ました。宇多津駅で切り離しとなります。

土讃線の特急らしく、「りょーまの休日」という高知観光キャンペーンの広告が。

瀬戸大橋を渡り岡山に着き、そこから新幹線。行きに高速バスを利用しているので、新幹線の速さがよくわかります。あっという間に広島市に。マツダスタジアムにライトが。この日は広島と中日の練習試合。もちろん無観客でした。

広島駅到着。

乗車した さくら 鹿児島中央行き。

おみやげで購入した 善通寺のうどんやさん 「山下うどん」の持ち帰り。以前会社のメンバーで行ったうどん屋さんです。

これがその時食べた 善通寺 山下うどん。

 

以上 今回の香川旅行記でした。

ご訪問頂き、ありがとうございました。