今日、街中で桜の木をふと見ると、つぼみにピンク色が。人の世はコロナ騒動で異例の事態になっていますが、桜は関係ないよとばかり、いつも通り開花の準備してました。選抜高校野球が史上初の中止になったとの事。臨時休校・卒業式の簡素化など子供たちにとって一生の思い出になる行事に影響が及んでいるのは心痛む話です。

 

では、今回の四国 お遍路の旅 高知編 の続きです。

 

第25番札所 津照寺
 高知県室戸市室津
 本尊・・・地蔵菩薩

第24番 最御崎寺 から車で約6.5キロメートル、約15分です。

 

最御崎寺を後に山を下り、国道55線に向かう。雲行きが怪しい。向こうの岬は行当岬と呼ばれる岬と思われます。この後向かう26番札所 「金剛頂寺」がある辺りかと。その向こうは太平洋。遥か向こう、足摺岬を訪れた時天気が良ければ室戸岬が見えるとどこかに表示してあったような。という事はここから足摺岬が見えるのかもしれませんが、この天気ででは無理。

国道55号をを少し走り、室戸漁業市場付近にある駐車場に車を停め歩くこと5分。津照寺に到着。津寺とも呼ばれているそうです。

 

 

交通安全・そして海上安全。漁師の方の信仰を集めているお寺のようです。ご本尊 「楫取地蔵大菩薩」。

 

けっこう急な階段でした。

1602年(慶長7年)、関ケ原の戦いの2年後、土佐の初代藩主 山内一豊(すぐ大河ドラマの話を出して申し訳ありませんが、2006年の大河ドラマ「功名が辻」で登場するのが この山内一豊。 上川隆也さんが演じてました)が、室戸の沖で暴風に遭遇、そこへ一人のお坊さんが現れて楫を操り、一行は無事室戸に到着。どこのお坊さんかと跡をつけると、この津照寺に。中に入ると本尊の地蔵菩薩が濡れていたというお話だそうです。だから「楫取地蔵大菩薩」なんですね。

この辺の漁港。瀬戸内海のと比べ物にならないほど高い防波堤に驚きでした。

 

第26番札所 金剛頂寺
 高知県室戸市元乙
 本尊・・・薬師如来

第25番 津照寺 から車で約5キロメートル、約15分です。

 

仁王門

かなり大きい本堂。24番の最御崎寺が「東寺」に対してこの寺は「西寺」と呼ばれているそうです。

境内にある鯨の供養塔。さすが高知。

東寺 最御崎寺のある、室戸岬の方向を望む。この辺りから小雨が降り始めたので、急ぎ次の札所へ。

 

第27番札所 神峯寺
 高知県安芸郡安田町
 本尊・・・十一面観世音菩薩

第26番 金剛頂寺 から車で約33.5キロメートル、約1時間です。

山門に到着。写真はありませんが、ここまで来るのに急高配・急カーブの連続道を運転。久しぶりに山に登った感じ。雨は止んでいました。

階段。金剛杖が大活躍。

 

 

本堂。幕末に三菱を始めた 岩崎弥太郎のお母さんが息子の開運を願い、坂を登りこの寺にお参りした話があるそうです。2010年大河ドラマ「龍馬伝」に登場。香川照之さんが演じてましたね。ここは高知ですから。この後「龍馬伝」の話はかなり出ると思います。

 

 

 

日本庭園などがあり、少々苦労して来た分、癒される所です。

 

次回は第28番札所 大日寺からです。

 

今回も御覧下さりありがとうございました。またご訪問下さいませ!!