今日は寒い日でした。こちら広島市も昼間に雪が舞いました。しかし今年は雪が積もらない。毎年12月には車のスタッドレスタイヤを装着します。今年は雪道の上を走らせてあげていません。私が子供のころは、この季節当たり前のように雪が積もっていました。実家が山の中にあったせいもあり、小学校の朝の登校時、腰辺りまで積もった雪道を歩いた事もありました。
やはり少し病んでますな。地球・・・
さて、四国 お遍路の旅 第三話です。1番札所から9番札所までは車での移動時間も5分~10分程度、お寺の場所も平地ののどかな田園風景の中なので、弘法大師の化身とされる必須アイテム「金剛杖」が、杖として機能する事はなかったのですが、10番札所 「切幡寺」から道のりが険しくなるとの事前情報を得ていました。行ってみるとその通りでした。
2015年(平成27年)3月22日の旅でした。
第8番札所 熊谷寺
徳島県阿波市土成町土成
本尊・・・千手観世音菩薩
色鮮やかな多宝塔でした。四国最大との事。
第9番札所 法輪寺
徳島県阿波市土成町土成
本尊・・・涅槃釈迦如来
上の納経(御朱印)には釈迦如来と墨書きを頂いていますが、ここのお寺は四国霊場唯一の「涅槃釈迦如来」が本尊。
健脚祈願のお寺らしく、本堂には祈願のためのわらじがたくさんありました。腰痛持ちの私も祈願しましたよ。
第10番札所 切幡寺
徳島県阿波市市場町切幡
本尊・・・千手観世音菩薩
ここのお寺の住所は阿波市市場町。市場町は以前、転勤で徳島に住んでいたころ、阿波池田まで自転車で行こうと思いついた事がありまして、この市場町でリタイヤした思い出のある場所です。
先ほども書きましたが、ここ10番札所から険しい道(長い階段がある)ということで、歩き遍路さんにとって最初の試練なのですが、私のような車遍路にとっても最初の試練の寺でした。門前町があるのですが、そこの道がとても狭い。距離が短いので、これから出会う酷道に比べると序の口なのですが・・・・
出ました。是より三三三段 です。
到着・・・ではなく。さらに階段です。
ひいいいぃぃ・・弘法大師の化身「金剛杖」が大活躍。
やっと本堂に到着。
千手観音菩薩になった機織り娘の像
吉野川の平野を望む。これから向かう11番札所は吉野川を渡った山のふもと。初めて吉野川を渡ります。そして翌日の朝、山の向こうにある12番札所 「焼山寺」に向かう事になります。
帰り、再び門前町の狭い道。
第11番札所 藤井寺
徳島県吉野川市鴨島町
本尊・・・薬師如来
「四国三郎」とよばれる吉野川にかかる「阿波中央橋」を渡ります。「切幡寺」からは車で約40分でした。距離約10キロ。歩きでしたら潜水橋を渡れば吉野川の大きさを体感できる道のりだと思います。
今夜このホテルに宿泊しました。
藤棚で有名なお寺ですが、見ごろは初夏。
本堂の奥にある、次の12番札所 「焼山寺」へ続くへんろ道の入り口。全長約13キロメートル。歩くと約8時間らしい。私は10時間かかるなあ。たぶん・・
その焼山寺につづく「へんろ道」を少し歩いてみました。
本当は歩いてみたいんだよな・・・と思いながら。
この後、ホテルをチェックインして、近くの鴨島駅からJR徳島線の普通列車で徳島駅に。
徳島市内で川を見ながら、転勤時代の生活を思い出していました。
徳島駅前の「徳島そごう」。そういえば今年に閉店するニュースを聞いたなあ。よく地下の食料品売り場でお昼ごはんのお弁当を買っていました。さみしいですね。
帰りは徳島線の特急「剣山」の阿波池田行きで鴨島駅まで。私が徳島にいたときは、1日に1本か2本か忘れましたが、徳島駅から徳島線・土讃線で高知行きの「剣山」がありました。今はもうないはず。阿波池田までは乗った事があります。
次回は第12番札所 焼山寺からです。
今回も御覧くださりありがとうございました。また・・・