前回に引き続きどりるれろについて語るれろ。
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ギアを取るとドリルレベルが上がるけれどステージが終わると弱体化してしまうラセンダー。
主人公くるりを支えているのはこのラセンダーに他ならないと思うんですよね。
フルパワーで戦う事によって常に負荷がかかってしまい
機体が耐えられず部品が吹っ飛ぶ、という設定なのです。
ラセンダー自体にセリフは無いもののくるりの手となり足となり一生懸命なその姿は涙を誘うものがあります。
ちょっとネタバレになりますが、
ストーリー後半でくるりが敵側の罠にはまってしまい
牢屋に監禁されちゃうシーンがあるんです。
そう。
主人公が捕まってしまうという、まさかまさかの手詰まりの流れ。
この後どうなっちゃうんだ?!と眉をしかめていると
なんと!ラセンダーが
くるりを助ける為に自分自身で動き出すのです!
僕は全体を通してこのシーンが一番好きですね。
この時代のゲームは今と違いムービーが入ったりしないので素朴な感動があるんですよね。
昨今は仰々しい美麗なグラフィックで「さあ泣くがいい」と言わんばかりの感動の押し売りにあざとさすら感じるゲームが増えた気がします
(中には本当に良いものもあります)
個人的には少ない容量やドットで描かれた昔のゲームはとても粋で突き刺さるんですよね。
多くは語らないけどBGMや少ない動きによる表現で伝えようとする手法は
本当にクリエイターの方って素晴らしいなあと思えます。
その他には
初めの頃は「チビスケ」と小馬鹿にしていた整備士のメンテも苦難を乗り越え強大な敵にも果敢に立ち向かうくるりの姿に心が打たれたのか「チビスケおやぶん」と呼び方が変わったり、
「危険だからって逃げてたら警察は務まらないでしょ!」と言い放つキャリー警部など。
本来なら警察という立場上、相反するはずの位置なのに、こういった台詞が出てきたりとホント熱いです。
このように物語を進めていくにつれキャラクター達の関係性が少しずつ変化していく様も見所だと思います。
ゲームフリークが送る骨太アクションどりるれろ。
アクションゲームには珍しくプレイ中いつでもセーブができるので初心者には優しく丁寧なシステム回りにも安心できます。
是非とも
機会がありましたら皆さんもプレイしてみてください!