最近はカメラが良くなったことなどから
自分たちで映像を作るようになり
我々プロに頼まないようになってきているのではないでしょうか。

しかし、プロに頼む意味とはなんだろう。
それは、わかりやすさではないだろうか。
往々して、公開されている映像を見ると
専門家の方が、ずっとインタビューを受けているのですが
説明不足で、なかなか、その意味が理解できません。

やはり、科学に対しては素人であるもの(映像のプロ)が
理解しようと、映像を作るために行う撮影や
その後の編集があって、より多くの人が分かる科学に
なるのではないでしょうか。
科学の進歩によって、現在の科学は分かりにくく
素人と、専門家の差が開いてきているように思えます。

一般の人が分からないということは
お金が回らないということではないだろうか。
つまり、政治家や、企業などお金を出す側は素人だということです。
また、大学など税金を使うことに対しての理解を得るという
意味においても。

これに対して、科学者たちは、いろいろとパネルなどで
解説されたりしていらっしゃるが、なかなか理解しづらい。
そこで、素人の目を通した映像作品が非常に重要になってくると
思います。
現在、それにまじめに自主的に取り組んでいるのは、
国立天文台などごく一部で、

サイエンスゼロや所さんの番組などで
触りだけが紹介されている程度です。
(※このあたりの番組では簡単にしようとしてかえって批判が
多いみたいですが)

サイエンスチャンネルは、コンスタントに科学番組を扱ってますが
なかなか追いつくものではありません。

ぜひ、科学映像をもっと見直してみてはどうでしょうか。