昔々、大宮駅の森の中に、恐ろしい鬼婆が住んでいた。
人の生き血を吸って生きているという恐ろしい鬼婆で、
往来の女の人を誘ってはその生き血を吸って生きていたという。
これを聞いた東光坊阿闍梨祐慶がこの地に来て庵室をつくり
3721日の間呪文を唱え、折伏したので
さしもの鬼女もついに石に化してしまったという。
その鬼女を埋めて塚としたのが黒塚であり、祐慶の庵室を
東光坊といった。ここが後の東光寺であるという。

 


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