※閉会式にて大会講評を求められ、発言しておりますが、ほぼ同じ内容です。
【少年部】
1~2回戦、返事、あいさつに元気のない子、ふらふらした態度の子が多く見られました。反対に、さすがに勝ち進んでいく子は声も大きく、態度もしっかりとしています。
帯上、実力上の選手に対しても「元気さだけは負けないぞ」というつもりで、頑張って下さい。
ふらふらした態度に関しては、そもそも試合前の礼法が分かっていない(※だからどうして良いか分からなくてふらふらしてしまう)子も多かった模様です。これは子供ではなく指導者の問題でしょうが、試合に出るからには最低限、試合前後の礼法は教えてからエントリーしていただけるようお願いします。
【一般部】
一昔前にはまだ穴のある選手(※例えば打撃は強いのだが、寝てしまうと何もできない等)もいたと思うのですが、最近では帯に関わらず「打撃」「立ち組み」「寝技」の全てをそつなくこなす選手がほとんどのようです。
そういった意味で攻防技術の平均値は上がっているのでしょうが、反対に突出した武器を見せる選手が減っている気がします。
今大会でも「フルスイングのパンチがクリーンヒットしているのに『効果』にもならない」というシーンが結構な頻度で見られました。理由としては、体力面ももちろんあるでしょうが、それ以上に「技の精度、練度」に問題があるような気がします。
車で言えば、エンジンのパワーを上げるのが筋トレ。けれどもエンジンパワーがどれだけ上がろうとも、そのパワーがタイヤから路面にまで伝わらなければ、速く走ることはできません。その部分が「技の精度、練度」です。そこを意識して稽古をすると、もっと伸びると思います。
https://ameblo.jp/nabeshin0801/entry-12283677237.html?frm=theme
で、「この技が決まれば倒せるorポイントが取れる」という「武器」が手に入れば、次に「戦略」が決まります。今回の試合でも、ただ何となくの試合の流れに任せて、打ち合い、組み合いをしてしまっているように見えてしまう選手が多くいました。そうではなくて「戦略をもって闘い、試合の流れを自分がコントロールする」意識があれば、もっと勝利は近づくことでしょう。
https://ameblo.jp/nabeshin0801/entry-12403235067.html
【シニアクラス】
テクニカルな試合が以前よりも多かった気がして、それは大変に良いことだと思いました。
従来はややもすると「気持ち先行型」と言いますか、「闘争心が前面に出過ぎるあまり、ディフェンスを二の次にして、ただやみくもに殴り合う」といった試合もまま見られがちだったのですが、今回はそういった試合が少なかったと思います。
これは私が主催しているワンマッチ交流戦でもいつも挨拶に述べていることですが、格闘技は(※もちろん空道は「武道」なのですが、それを言うと精神面での話が主体になってしまうので、今はあえて「格闘技」と表現させていただきます)「技で闘うから格闘『技』」なのであって、ただの「格闘」とは違うものです。同時に「格闘は動物でもできるが、格闘技は人間にしかできない」ものです。闘いにおいてはもちろん闘争心も鍛えた体も必要なのですが、そちらを優先すればするほど、空道が「若い時のみできる楽しみ」になってしまいます。そうではなくて「生涯スポーツ」「生涯武道」として空道を続けていくためにも、シニアこそテクニックにこだわりを持って、長く楽しんでほしいなと、そう思います。
To be continued !!
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