美容アナリストで今春に鍼灸師になった
奈部川貴子です。
美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア
フェイスマッピングを提唱しています。
今日は3年間の鍼灸学校生活に
ついて、友人知人に聞かれたことが
あったのでその回答を兼ねて
学生生活について書いてみます♪
なぜ鍼灸学校へ入学したのかというと
①顔のリフレクソロジーの施術を
極めてオリジナルメソッドを
作りたかった
(そのために神経系のことを1から
学びたかった)
②民間の資格を取っただけでは
人体のことがちゃんと理解できず
施術をしていても不安があった
この2点につきるのですが・・・
で、2020年4月に新大久保にある
東洋鍼灸専門学校という
伝統のある鍼灸専門学校に入学。
この学校は新大久保のコリアンタウンに
あり、周囲はラブホと夜の色々なお店。
周辺環境はサイアクなのですが・・・
生徒の平均年齢は高く、
(とはいえ私は女性で最年長でしたが)
20代から60代半ばまで幅広い年齢層で
大人のわたしには落ち着ける
環境でした。
鍼灸学校って
週に何日行くの?
とよく聞かれましたが、
平日は毎日ですっ!
90分の授業が必ず2コマはあります。
夜の18時〜21時10分まで、10分の休憩を
はさんで連日ずーっと学校です。
夜間部は働きながら通学する人が多く
みんな時間のやりくりに必死!
仕事と両立できる人と、途中でどちらか
辞めてしまう人に分かれます。
私自身、仕事も学校も中途半端にしか
できないことが苦しく、
ジレンマに苦しんだ3年間でした。
鍼灸学校というと東洋医学オンリーしか
学ばない印象を持たれるんですが、
1年生の頃は、解剖学と生理学が
週に5コマ、合計で450分もあります。
国家試験の科目は
14科目で、解剖学、生理学、
臨床医学総論(診断学的なもの)
臨床医学各論(いわゆる色々な病気の知識)
病理学、公衆衛生学、
リハビリテーション、医療概論
と西洋医学系の科目がどっさりあります。
座学がキライだと到底、続きません。
ツボの勉強は、暗記はつらかったけれど
1つ1つのツボの役目や効能、
どの筋肉に入り、どの神経につながり
どの血管にひもづくのか、、、
解剖学や生理学と一緒に学んでいくので
だんだんと人体が立体的に
イメージできるようになってきて
パッと顔を見ると、筋肉や骨を透かして
見ているような感覚になってきました。
(プロメテウス解剖学より)
実技は鍼とお灸がメインで
ツボを探すテクニックや手技療法、
痛みを取り除くためのハンドテクニック
実に色々なコトを学べましたね。
楽しみだったのは、顔面神経マヒの治療。
なぜなら顔面神経マヒのための鍼をすると
顔がバーンと引き締まって
リフトアップするからです。
美容鍼灸の授業もあり、
女性にとっては
なかなか楽しい時間でした。
こんな風にメモを取っていました!
勉強自体はとても面白く刺激的で
特に神経系についてじっくり勉強できて
すごく充実した日々でした。
自律神経の勉強を踏み込んでしていて
その途中で、今の施術メソッドが
ごくごく自然にできあがったんです。
フェイシャルリフレクソロジーに使う
ツールの開発も、鍼灸のノウハウが
大いに役立ちました。
ローラー鍼やいちょう鍼、ばね鍼など
実にいろいろなバリエーションの
刺さない鍼があり、
その多くは小児鍼に用いる道具です。
鍼灸学校での学びは本当に刺激的で
私にとってはオリジナルメソッドを
作るための3年間だったともいえます。
できあがったオリジナルツールは
こちら(画像クリックしてね)
一方、ゆううつだったことも・・・
集団生活があまり得意ではない私は
毎日学校へ行くというだけで
すごーくストレスで、
日々心が折れそうでした。
物理的に時間がないため、
食事は早食いにならざるをえないし
メイクアップも雑になるし
常に焦って時計を気にしている生活。
試験勉強の時間がまったく足りず
1年生、2年生のころは
成績も最悪で、常に赤点&再試に。
もっと時間があればなあ、と
何度思ったかわかりません。
それでも膨大な量を学んだ3年間は、
本当に貴重で、国家資格はある意味
おまけのようなもの、という感覚です。
私にとっては鍼灸師になることより
人体のことを勉強して
独自のフェイシャルリフレクソロジーの
メソッドを作り上げることが
鍼灸学校に入学した目的だからです。
国家試験に合格し、鍼灸師の資格を
取ったら、今度は
想像もしていなかったオファーを
いただくなど新たな道も開けています。
学ぶ理由は人それぞれだと思うけれど
もし医療系の資格を取りたいという方は
思い切ってトライしてみてくださいね。
実際にスタートしてしまうと、
面白くて、そのまま
ジェットコースターに乗って走りきって
しまう、そんな感覚です。
最後までお読み下さりありがとう
ございました!
あなたの日常が充実していきますように。
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