美容ジャーナリスト 奈部川貴子です。

おもにスキンケアやウェルネスについて取材

しつつ、顔の表情筋や顔のマッサージ、施術を

学び始めています。

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今日は「若さ」について考えています。

 

久々に斉藤孝さんの著書「美しい日本人」を

読んでおり

私達日本人は「はかなさを愛でる」民族だという

くだりに妙に納得しておりました。

 

しっかり咲く菊より命短く散ってしまう桜を愛し、

暗闇に浮かぶ月明りや蛍のように

今にも消え入りそうなものに魅了される・・・。

 

私達日本人は、はかなさの中にある

美の本質を見出し、

心を没入するという高度な心の技を

持っているのだそうです。

 

はかなさの中にある美の本質って、

一瞬だけの「宴」の感覚に相通じるような。

 

束の間の華やぎで、この先どうなるのだろうと

いう危うさが漂っていて、

それがまた人を魅了する・・・。

 

はかなさの中にある美の代表的なものは

若さですよね。

やがては失ってしまう「宴」感覚の美なのかな。

 

だけど自分自身が持っていたはかなさを

延々と愛でていてはダメですよね。

 

はかなさと対極にある成熟した美しさを

磨かねばと妙に悟りの気持ちの私なのでした。