入団当初、息子は右投げ右打ちでした。

ジュニアの試合でヒットを打つこともありましたが、下半身をうまく使えずに伸び悩みました。


そんな中、遊びで左でスイングしている息子を見て意外や意外。

巨人の阿部選手のマネをしながら振っていた息子のスイングが、無駄な動きもなくビュンといい音をさせていたので試しにバッティングをさせたら普通に打てた。


指導者や野球教室に行った時の講師の方にも相談しましたが、左打ちの方がいいという話をもらいました。

でも、小学生で左右でこれだけ振れるのだから右打ちも捨てずに、左打ちにしても右打ちの練習を続けてみたらどうか?とアドバイスをいただきました。

本人も左打ちにしたいらしく左打ちメインでやっていくことになりました。

バッティングフォームは、左打ちにするにあたって基本からということで阿部選手のマネから基本に立ち返ったスイングにすることにしました。


しかし・・・。


そこからが、苦難の道の始まりでした。

バットには当たるが試合になると強い打球が打てない。

ヒットが出なくなり、当てにいくスイングになり、罵声と三振を怖がって腰砕けのような中途半端なスイングになっていきました。

効き目の影響か?右打ちではそれなりにとれていたタイミングが左打ちではなかなかとれず迷走していきました。


そして、ベンチからの息子に向けた声もだんだん激しくなり、親のひいき目もあるだろうけどやり玉にあげられているようでした。

完全に自信喪失した息子は、普段学校から帰ってくればグローブ、バット、ボールを触っていましたが自然と触らなくなっていきました。

当然そうなれば余計に活躍などできません。

野球が好きな気持ちは変わらないようでしたが、気持ちがあってもやりたがらなくなりました。

張り切って楽しみに行っていた練習も普通に行っているだけな雰囲気にもなりました。


逃げるようで嫌だったけど、野球を嫌いになる前に気分一新の為にも今のチームを退団して他のチームでお世話になろうかと考えたり、軟式野球から離れて硬式野球に行ってみようかなど夫婦で悩み、話し合いもしました。


息子にも話したところ、今のチームの仲間と野球を続けたいという答えでした。


それなら、もう1回気合を入れなおして頑張ろうという話しをして、スイングを作り直す為に家の中で樹脂?のボールを使って夜遅くまでバッティング練習をしたり、練習前には早く河川敷へ行きバッティング練習や守備練習をしたりしました。


引っ込み思案な息子は小さいころから、様子をみてから行動するところがあり慣れるまでに時間がかかるところがありました。

試合のピッチャーと対峙する雰囲気を少しづつ慣れさせる為に、色んなパターンを自分なりに考えたり、今年から新しく加わってくれた若いコーチや、野球経験のある他のお父さんに相談したりしながら練習をしました。


そして、ながいなが~い道のりだったけどやっと今日ヒットが出ました!


左打ちにして、自分の目の前で打った初めてのヒットでした。

最初はまたまたボテボテの内野安打だったけど、、、

次の打席で三遊間を抜けるきれいなヒットでした。

3日前から重点的にやっていたアウトコースのボールのさばき方の練習をしていて、教えていたそのままのスイングでした。


やっと出たとホッとして深呼吸したら、ウルッとしそうでした。

本当にうれしかった。



努力すれば必ず報われる時が来る!

頑張っているからこそ結果が出た時の喜びも大きくなる!



約半年の間、挫折を味わったけど息子にもいい勉強になったと思います。


試合には負けてしまったし、息子のバッティングも守備も走塁もまだまだということも分かっているけど今日だけは家族で喜びを分かち合い、また明日から次の目標に向かって頑張っていきたいと思います。


河川敷で早出練習をしている時や自主練しているときに、ボール拾いや練習を手伝ってくれたチームメイトのYさん家族やKさん兄弟に感謝したいと思います。

息子にも野球が出来る喜びや、自分のために練習を手伝ってくれる人や仲間がいることを感謝出来る子に育ってもらいたいと思います。