治験についてのお話を聞いてきました | 徒然なるままに...腎臓移植ドナーの日常

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透析を経ない先行的腎臓移植(PEKT)のドナーとして2019年8月に移植(摘出)手術を受けました。
検査の話とか費用の話とか腎移植の話題中心に書いていこうと思います。

昨日は移植手術をする病院に出向いて治験のお話を治験コーディネータさんから聞いてきました。

 

今回の治験は移植前の脱感作療法に関するものです。

 

そのお薬は今までも脱感作療法に広く使われてきましたが、今回私達が治験として受けるのは、ちょっと使い方が異なるもので、それの効果を長期的に見るものでした。

 

説明で印象的だったのは、患者さんによっては『治験=人体実験』というイメージを持つ場合が結構あるということでした。

 

もちろん、通常とは違う薬の使い方をするということから考えるとそのようなイメージを持つことは無理もないのですが、説明をじっくり聞いて、主治医の先生をはじめとして病院のスタッフが万全の体制で臨んでくれるという事がわかりましたので、治験への参加に同意することにしました。

 

治験に参加すると通常より検査項目や採血量が増えたりしますが、治験目的で使用したお薬代や治験目的での入院の場合や、そのために交通機関を使った場合など治験参加者の費用負担が増えることは無いようです。

 

また、それ以外にも治験に参加することのメリットやデメリット、副作用などについても事細かな説明を受けました。

 

そして治験コーディネータさんが強調していたのは、いつでも治験をやめたくなった場合は、その旨を伝えれば治験を中止できること。治験を中止しても当然ですが患者の不利益はなく、病院側の対応も変わらないということでした。

 

また、治験で得られたデータは個人名がわからないように処理されるということです。ここは特に念入りに説明されました。

 

いろいろお話を聞いていると、私達の場合は一昔前の基準ではかなりリスクが高い組み合わせだったのかな...なんて思います。