妊娠している女性に推奨される有酸素運動は
・ウォーキング
・ステーショナリーバイクでのエクササイズ
・ローインパクトのエアロビクス
・スイミング
などです。
特にスイミングは浮力によって関節と背部へのストレスを緩和するほか
水中は無重力感覚になるので、お腹の大きさによって可動性が制限されている妊婦さんも
安全な環境で有酸素運動をすることができます。
逆に、気をつけなければならないのがバランスエクササイズや妊娠後期のステーショナリーバイクなどです。
バランスエクササイズは、重心と固有受容器が変化しているので、妊婦さんには問題が多いと思います。
ステーショナリーバイクに関しては、重心が変化しているためバイクから転倒する危険性があり、あまりお奨めできません。
積極的な妊婦さんは、体力の維持だけでは物足りず、
筋力とパワーの向上を目指す方もいらっしゃるでしょう。
そんなレジスタンストレーンニング好きな方への注意点なんですが、
・呼吸のコントロールを練習して、息をこらえる(いわゆるバルサルバ法)は避けること。
・高強度のレジスタンストレーニングは避けること。
・体型が大きく変わってしまって、バランスに問題が生じエクササイズマシーンの
利用が難しくなった場合は、フリーウェイト、チューブ、柔軟体操で代用する。
さらに、お尻の筋肉や太もも前面、後面、内側、外側のレジスタンストレーニングを
行うことは、これらの筋が分娩時に果たす役割の準備になり、分娩に効果的です。
また、妊婦さんや出産を経験している女性ならご存知の方も多いと思うのですが、
ケーゲルエクササイズというエクササイズがあります。
このエクササイズは分娩中に効果を発揮します。
このエクササイズを行うことにより骨盤底筋を整え、膀胱やその他の多くの器官を定位置に保つ筋群を強化します。
妊婦さんはこのエクササイズを行うことによって
これらの筋を意識して、分娩中の収縮と弛緩の方法を身につけ、膀胱のコントロールを強化することにより
結果的に身体を速やかに妊娠前の状態に戻すことが可能となります。
ほかにも、菱形筋、僧帽筋、後部三角筋など背部から上背部のトレーニングは
妊娠中の背部と胸の増加体重に対してバランスをとることに役立ちます。
妊娠前から仰向けで腹筋運動などをしていた女性は、
胎児が下大動脈を圧縮するため、
妊娠第一期を過ぎてからの仰向けでのエクササイズは控えましょう。
まとめ
妊娠中のエクササイズは、合併症のない妊婦さんおよび胎児にとってプラスなことが多いです。
お母さんがエクササイズによって心臓血管系、呼吸器、ホルモンの変化を経験することにより
お腹の中の赤ちゃんの成長にとって最適な環境を作ることになります。
赤ちゃんは、お母さんのエクササイズによって起こる環境の変化に反応して、陣痛や分娩時の
ストレスに対応できるようになります。
激しすぎない有酸素運動は、お母さんの体力レベルを維持させ、陣痛や分娩時の身体的要求に
対応できるように体調を整えます。
レジスタンストレーニングは、筋機能を調節し陣痛や分娩時に重要な役割を果たします。
妊娠中のエクササイズはお母さんと赤ちゃんの両方に効果があるので、ぜひ掛かりつけの先生に
相談してみてください。
そして、妊娠中、出産後の身体のケアーの選択肢のなかに、
カイロプラクティックも加えてください。