9月初旬、ステディの姉が結婚式をあげる日に
私が独りで介護をする母親の見守りを数カ月前から
兄にお願いしていました。
兄は15年前結婚し、いわゆる
『スープの冷めない距離』
には棲んでいます。
『お前がまたうつでつぶれたら困るし』
『時間的猶予でお願いしてくれたら』
『気の遣える性格じゃないから…見守りなら』
と応じてくれていた。
しかし、兄は既に実家である我が家の人間ではない
兄自身も企業コンプライアンスを保持しなければ
ならない、日本を代表する企業にいるので、
見舞いすら今まで盆暮れにもあまり顔を出せない
くらい忙殺されているらしく、
また、現実的で私などより頭脳明晰な兄からすれば
うつ病に対する理解がいまいち伝わっていない
母親が折角高級外車買える金額での入院で
どうにか助かったのに...。
退院から2週間で再び寝たきりの現状になった
親族として、息子として我々でどう打開すべきか
話し合いを持った時、
兄の答えは、
母親本人が嫌がっても施設にいれるか、或いは
母親本人が私のステディとの同居による
3人暮らしを希望するなら
それなりに頑張らせるしかない
以上。
といった内容。
家族の問題なのに、
実に現実的かつ合理的なご意見。
兄の意見は決して間違いではないでしょう。
私がつぶされてしまっては意味がないからです。
正直、こういった意見がごもっともであると
私も良く理解しています。
しかし…。
続く…