【旅日記2008夏・奈良/大阪/京都へ(4)】:東大寺大仏殿へ。 | なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪

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東大寺の中門までやって参りました。



中門を回廊伝いに左へ行ったところの角に
大仏殿に入る参拝券を売っている門
があります。

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屋根ぶせが立体的で、見ていてワクワク
いたします。建築に細々携わっていると
こういった造形美に魅せられます。



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見えて参りました。大仏殿です。



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中門の真下から。

下屋根に唐破風(からはふ)と言う飾り屋根
があって、その下に観相窓があります。


大晦日から元旦にはここが開けられて
大仏尊像のお顔を拝しながら新年を
迎えられるそうです。



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大仏殿のすぐ下まで来ました。
左下の赤い四角の中にステディとPやん
が居ますね。

いかに大仏殿がデカイか、分かります。

2度兵火に焼け落ちて、現存のものは
江戸時代に再建されたものということ。



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東大寺盧舎那仏像
(とうだいじるしゃなぶつぞう)

高さ約14.7m、基壇の周囲70mで、
頭部は江戸時代、体部は大部分が
鎌倉時代の補修されたものだが、
台座、右の脇腹、両腕から垂れ下がる
袖、大腿部などに一部天平時代の部分
も残っているそうである。



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大仏は昭和33年(1958年)2月8日
「銅造盧舎那仏坐像(金堂安置)1躯」
として国宝に指定されている。



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『虚空蔵菩薩』(こくうぞうぼさつ)

広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を
持った菩薩、という意味で、
そのため智恵や知識、記憶といった面での
利益をもたらす菩薩として信仰される。


ちなみに…
『菩薩』(ぼさつ)と言うと
【まだ修行中の身】であって、俗世を
思わせる冠やアクセサリーのような
ものが見受けられます。

『如来』(にょらい)になると
出立が簡素で一重のみをまとって凛とした
たたずまいになりますね。

そんなに詳しいわけではないですが。



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『廣目天』(こうもくてん)

西方を護る守護神で「種々の眼をした者」
あるいは「不格好な眼をした者」という
意味で、

「尋常でない眼、特殊な力を持った眼」
さらに千里眼と拡大解釈され、
広目と訳されたと言います。



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『東大寺要録』や『正倉院文書』などを
基にして大正年間に1/50で復元された
伽藍配置の模型です。



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こちらは奈良少年刑務所に服役する
受刑者たちが作成した1/50スケールの
鎌倉再建大仏殿(左)と東大寺大仏殿
(右)です。



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吉野杉を使って一切の仕上げをせず
白木で作られた模型です。

素晴らしい出来栄えでしたね。



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大仏様の背中です。

きんとん雲が飛んでいるようです。



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右が『持国天像』(じこくてんぞう)
左が『増長天像』(ぞうちょうてんぞう)
のそれぞれ頭部です。

江戸時代の寛永年間に諸仏再興が行われ
ましたが、四天王像の中でこの2つが
頭部完成のみで終わったということです。



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前出の『廣目天』とともに再興された
こちらは『多聞天』です。

『持国天』が東の守護神。
『増長天』が南の守護神。
『廣目天』が西の守護神。
『多聞天』が北の守護神。



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東大寺大仏殿の建地割図。江戸時代
元禄年間に再興を期して描かれた
もので、縦板17枚からなる
日本最大の板に墨で描かれた
立面図と断面図です。


天平時代には11桁あった柱間が材木と
資金不足で7桁にされたそうです。


ようやく大仏の周りを一周しました。

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大仏の右側、『如意輪観音像』です。


左側の『虚空蔵菩薩』と共に木造彫刻
であり、京都の仏師山本順慶一門と
大坂の仏師椿井賢慶一門らにより、
30数年をかけて制作されたもの…



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さて、お昼になりました。


これからの参詣候補地が、
興福寺、薬師寺、そして法隆寺...


もうお昼ですからね。

法隆寺は離れていますので難しい
かもしれません…




続く