『記念艦三笠』を見学しています
我々バカップル。
ステディの様子がおかしいなとは
感じつつ、私は近代日本の偉業に
魅せられて興奮状態にあります。
巡洋艦『和泉』の艦首飾り。
菊の紋章です。
戦艦『三笠』のものもあった
はずなんだけど…、ウロウロ…
あ、ステディを発見。
このジオラマは、日本海海戦の
作戦状況を時系列で解説された
素晴らしいものですね。
拿捕、沈没を含めロシア艦隊が
全滅したのに対して、連合艦隊の
損害は水雷艇3隻沈没のみの
まさに歴史的『完封勝利』でした。
作戦を決定づけた『東郷ターン』
それまで日露戦以前はベテラン
砲台長による目視と勘に頼る
各艦【独立打ち方】であったが、
イギリス海軍から派遣された
スリング大尉がその研究成果を
伝えた新兵器『変距率盤』による
【一斉打ち方】に戦術変更したのは、
ロシアのバルティック艦隊が欧州
から遥々航海してたどり着いた
ベトナムの地に迫ったタイミング。
【独立打ち方】では砲塔から目視
できる1万メートルが射撃の限界。
【一斉打ち方】は艦橋からの指令で
砲手は打ち方に集中でき射程距離も
2万メートルまで伸びて、しかも
同時に打つことが出来る。
航空機からの着弾観測によっては
4万メートルまでも射程距離を
伸ばすことが出来た。
敵前で一斉に艦隊ごとターンして
相手に“どてっ腹”を晒すような
戦法だが、【一斉打ち方】により
射程距離を稼ぎ一気に集中砲火!!!
あと2週間で国家存亡の危機という
そのタイミングでの採用…。
東郷司令長官の英断に寄って
日本は存亡の危機を免れたのだ。
記念艦の前にあった銅像と
同型の像…。
東郷司令長官愛用の双眼鏡。
これによって北方の敵を撃った
わけですね。
圧倒的勝利の『日本海海戦』
ロシア艦隊の“降伏真景”です。
いや~~、実に感動的ですね。
あれ?
ステディは?
あ、上甲板に出てってしまいました
すげ~暑いのに…...なぜ?
トボトボとデッキを歩いています
取り敢えずそっとすべきですね…
つまらなかったのかな?
撮れるだけの写真を撮って
早めに出なきゃと思い…
マストを見上げる写真や
【Z旗】の解説掲示などを撮ります。
『日本海海戦』の大勝利によって
『大成功の旗印』が【Z旗】という
ことなのですよね。
トボトボ歩くステディを遠目から
追います。
艦首側の30センチ主砲の右舷を
先端方面へ歩きます・…
また撮り忘れて帰りたくないので
前部艦橋を艦首から撮影。
堂々たる威容ですね
『写真、撮ろっか?』
一人だけど…
『逆タイタニック風で(笑』
(良かった~。怒ってない!)
笑顔でハイポーズ♪
やっぱり展示がつまらなかったのか
聞いてみましたが、
意外な回答を得ました。
『艦内の“匂い”がダメだった!!!』
私は想像にも及びませんでした…
どんなにおい???
『あのね~...古いモノを取ってある
異様な匂い? オエ~ッって感じ』
そっか…。
先人たちの汗だけど、やっぱり
古すぎて生理的にオエッてなったら
仕様がないよね…。
『いいよ。見てきて。私はデッキで
遊んでるから』
そういうわけにはいかないでしょ?
艦首からの空中戦にぶら下がって
ハイポーズ。
右舷から遠目を見渡せば…
コスプレイヤーの間で流行っている
『猿島』です。
“手のり”猿島?
せっかくですもの、
楽しみましょうよ♪
子どもの輝く眼で艦橋を眺めていると
『昇ってくれば? 写真撮ったげる♪』
お言葉に甘えて駆け上がります♪
意外と疲れました。
おぉ!!!
ここが存亡の危機を救った
指令指揮系統の中枢ですか!!!
戦後、荒廃していた船体の上部を
再建したので当時のものではない
にせよ、この画は感動ものです!!!
『三笠艦橋の図』(東城鉦太郎作)
有名な絵画からのレリーフです。
【東郷ターン】直前の様子です。
ステディは大丈夫かな?
続く…