かつて、母のうつの介助と激務の仕事で
自分までうつになってしまった時、
ステディは、仕事帰りの私を仕事先の
最寄り駅までわざわざ毎日のように来て、
まさか自殺したりしないかと心配して、
ちゃんと帰るかを見届けに来てくれた…。
朦朧としてハッキリは覚えていないが、
今、想えば、本当に有り難かった。
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母親を付き添っている私の異変に気付き
私を護ったのは、長い付き合いのステディ
である。
『死にたい』
『キミは人気者だから、
ボクより相応しい人が
いるはずだ…。』
と、本当に罪なことを言っていた。
自分が恥ずかしい。
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治療に専念すべき診断書が出た時、
勤め先のインチキ都市住宅メーカーは
休職や職務分担などの改善を考えず
一も二も無く、退社を勧めた。
辞めて良かった。
今、その会社はもうない。
当時は、初台というところにある大きなビル
のワンフロアを陣取っていたが、
会社を大きくすることのみを考えて、
社員の現場・現状は多分、役員会議では
社長には伝わっていなかったのだろう。
第一、お客様をないがしろにしてきた
代償ではないだろうか?
今、『マルモのおきて』 というドラマが
流行っているが、その会社に私は
設計兼アフター・サービスという募集に
応じたはずが、実は、
カスタマー・サポートという名の
苦情処理だった。
求人詐欺である。
ドラマは、両親を失った双子を引き取った
マルモの愛と家族愛のおきてがテーマの
ようだが、苦情を教訓に新商品を開発したり
謝ることから会社に出来る誠意を示す
お客様相談室のお仕事に、私は羨ましさ
を感じてしまう。
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会社を辞めた、その週の週末、
ちょうどステディの誕生日だったので、
ディズニー・アンバサダーホテルの
『シェフ・ミッキー』 で予約を取って
お誕生日会をした。。。
30代で、多分一番痩せこけていた時期
だったと思う。ステディの部屋に今でも
記念写真が飾られている。。。
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ステディは、プレゼントはいらない、
ココロの健康を取り戻すまでは
何も求めていなかった。
反対に、お護りとして、ペアの指輪を
買おうと提案してくれた。
今でも外出には欠かさずしている。
もう一つ、欠かさずするものが
トルマリンのブレスレッドである。
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これは、今、入院する母親のプレゼント
私の方が酷いうつになった途端、
母親の方が精神的に元気になった。
治療中、億劫な私に
『まぐろバスツアー』
に誘ってくれて、気晴らしを提案。
バスツアーの定番?
途中の某石工房メーカーの
ジュエリー工場に立ち寄った時、
買ってくれた。
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読者の方から、
『トルマリンは、虚弱した精神を強化して
身体の活性化を図り、集中力、感受性
理解力を高める効果がある。』
『力を受け取りたい時は左手に』
『右手は悪いものをはじき、良いもののみ
受け取りたい時にする』
という、解説をいただきました。
母親に買ってもらった当時は
確かに左手に、今は、右手にしているので
おっしゃる通りにコトが運んでいるように
思える。。。
左手にして元気を取り戻した私は、
再び老化や骨折などでうつになった母親
の面倒を見るようになってから右手に
しているような気がする…。
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本日、無事お試し退院で、本格的退院は
見えてきた母親。
信じられない体力と食欲の復活。
足取りもしっかりしていて、
家の中での様子は、タイムスリップした
かのように、数年前の元気を
取り戻したようだ。
医者を探さなかったら、
一人暮らしの状態であったら、
多分、寝たきりの痴呆老人になっていた
と思う。。。高くついたけど。。。
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神は、負の想念に侵されている母に
痴呆ではなく、短期的に『忘れる』
ココロに良い機能を与え給い、
母親を救ったのかもしれない。
狭いが庭も楽しんでいた。
風呂場の段差の危険も確認。
偶然、年齢と誕生日がほぼ同じ
であった、不思議なご縁の担当医
にも、写真とビデオで報告できた。
次は、『仮外泊』 扱いのテスト...。
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ステディの私を支える愛とココロ、
母の私を女手一つで育てた愛とココロ、
私の母の状況を諦めないで奮闘できた
愛とココロ、
支え合い、助け合って、生きてきた。
これからも続いていくと思う。