ワンコの避妊手術 | ドイツ人夫と息子と愛犬と東京生活

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ジャカルターモーリシャス ーホアヒンーサムイ島での生活を経て、2023年4月から東京でドイツ人夫と、タイで飼い始めたラブラドールと、2021年4月生まれの息子との新生活が始まりました。日本に住むのは19年ぶり。東京での日々の生活を綴ります。

遂にやりました。

雌ワンコの避妊手術。

以前、動物病院に聞きに行ったら、避妊手術は1回目の生理が終わってからが良いというような事を言われたので、とりあえず1回目の生理が終わったら、、、と思ってたのですが。

なんと一回目の生理(ヒート)時に野良犬と逃走というハプニングありで、もしかしたらその時に妊娠したかもしれないという可能性がでるという想定外の状況で、犬のトレーニングの先生に話したら、

「タイでは宗教上の理由で基本中絶の手術してくれないから、もし子供を産ませないつもりなら、早いとこ避妊手術しに行った方が良い。
行くなら絶対妊娠の可能性があることは言わず、ただ避妊手術の事だけ言った方がいいよ」

といわれ、焦ってアポとって行ってきたのです。

実はもし妊娠してたそれはそれでワクワクするかもなんて思っていたのですが、やはり現実的に無理がある。


避妊手術は2種類、

①開腹手術(子宮と卵巣を摘出)
腹腔鏡手術(卵巣だけ摘出)

①は一般的な手術で、お腹を切って子宮と卵巣を取り出しすので傷跡も大きくなりますが、それに比べ②はカメラを使ってやるので傷跡少なく、回復が早いとのこと。
ただ、子宮を取らないので今後子宮の病気になる可能性は排除できないのがデメリット。

こちらに詳しく書いてあります。

以前ビーチで散歩中に遭遇したビーグル犬2匹のオーナーさんが、1匹は①でやったけど、痛みが酷かったようで大変だったから②にしたらその日には元気に歩きまわったりできてとても良かった、という話をしていて、これはもう②しかないなと思っていたのです。

おとなしい犬ならまだしも、エマみたいなまだやんちゃな犬なら尚更、回復が早い方に限る。

料金はやはり高度な技術を要する②の方が高く、エマのサイズで8900バーツ(約3万円)でした。確か①だと5000バーツ(約1万7千円)だった。

術後何日も辛い思いされては困るので、高いとか言ってられない。という事で、②で予約。

先週金曜に行ってきました。

手術は10時からでしたが、その前に血液検査があるので9時には病院へ。

血液検査後↓



手術室は今まで行った事のない奥の方にあり、先生も今まで一度も見た事ない人だった。
やはり手術となると、別の先生なんですね。

これから手術、という時、いつもなら躊躇わずどこへでも行くエマが、先生がいる部屋に入る前にピタっと止まって石みたいに動かなかったというのが印象的でした。

この病院には何度も来ていて、「エマー」と呼ばれると私を引っ張って診察室に入っていく犬なのに、この日は違って、やはり犬でも感じ取るものがあったのでしょう。ここはいつもの場所じゃない、とわかったんでしょうね。

ちょっと切なくなりながらも無理やり部屋に入れてきました。

手術ですが1時間くらいかなと思ったら、2時間かかるのでその間出かけてても良いですよと言われ、仕方ないので前の家に忘れ物とりに行ったり、ブルーポート行ったり。

病院内の掲示板には里親探しが何件かありました。

猫ちゃんも沢山。名前がSabaとか Noriとか可愛い。

子犬、捨てられてたそう。
拾った方がワクチンなどしてあげて、飼い主を探してます。黒と茶のミックスで可愛い。

もし今後2匹目を飼う事があったら、2匹目はレスキューされた犬を養子にするのがいいかも。

話は戻り。
早めに病院に着いて、しばらく待って12時半頃には「エマが起きました」と声をかけられる。
手術は全身麻酔だったのです。

先生に連れられやってきたエマをみてホッとした。

特に問題なく手術も終わり、初のエリザベスカラーをつけて帰宅。

疲れてたからか麻酔から目覚めたばかりだからかとても静かで、時々歩いてる最中に立ち止まってじっと下を見たりしててどこか悪いのかしらと心配になりましたが、どうやらエリザベスカラーが嫌だったようで。



傷口は3カ所でとても小さい。


もちろん麻酔から覚めたばかりだし、ぐったりしてましたが、夕方には食欲も凄かったし、翌日はかなり回復してました。

ぐったりしている姿、見てるの結構辛かった。ワンコの意思ではなくこちらの都合でやってる事なんだと思うと余計に。

術後数日は安静にしてなきゃいけないのに、彼が

「しなくても大丈夫だって」

と言いながらエリザベスカラーを外したり、安静にしてないといけないのに庭に出して、その上目を離した隙にプールに入ってしまったりで、かなりイライラした。

私は基本医者に言われた事は守るし、心配だったのでトイレ時以外は外に出さないのに、彼は結構「大丈夫大丈夫」みたいな感じであまり気をつけてくれない。

そのくせ、私が同じ事すると怒ったりするので、この日プールに入ったのを知った時は本当に嫌になった。

手術して1日も経ってないのにプールなんか入って傷口から菌でも入ったらどうするんだと思って。

「一瞬目を離した隙に入っちゃったんだからどうしようもないよ」

といわれましたが、私が同じ事してたら絶対怒ってたと思う。

月曜には傷口のチェックに病院に行きましたが問題なしでした。良かった。

手術の次の日から隙あらば走ったりジャンプしたりといつも通りのエマになっていたので、やはり回復が早い②の手術にして良かったです。


この手の犬が何日も安静にしていなければいけないとか結構大変だと思うので。

注意事項の紙には、

「術後は走りやジャンプや泳ぎは控えるように」

と書かれてたけど、翌日には全部やってました、、、。

とりあえずこれで今後妊娠する事ないし、ヒートもないと思うとホッとします。

あとはエマの傷口が癒えるのを待つだけ。