エベレスト街道トレッキング 6日目 | 31歳独身女、仕事をやめて旅に出る

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最後の下山。6日目。

この日は18kmくらいのNamcheからLuklaまでの距離を一気に下山します。


2日目は自分の荷物を持って歩けなかったことにめちゃくちゃ情けない気持ちでしたが、6日目にもなるとだいぶ慣れてきたのかなんとか最後まで12kgとカメラを背負って下山することが出来ました。


まずはNamcheを出発するのですが、昨夜降った雪が積もって幻想的






4月1日のこの日に雪が降るのは珍しいらしく、3日間いたNamcheでは晴れの日と雪の日を見れる幸運に恵まれました。


気温は低く寒かったですが、気にならないくらいの美しい景色。


積雪は5cmほどでアイゼンなどはなく歩ける程度ですが、滑りやすい所もあるので注意しながらの下山です。


地元の人やガイドさんはNamcheくらいまではサンダルや運動シューズで来ているため、ちょこちょこ滑ってましたが、カナダで鍛えられてたお陰か私は滑ることなく下山できました。


そして歩いていて気づいたのですが、Namcheまでの道はPhakdingから8kmほど歩いた後に、約3km標高差800m一気に登るので、それは疲れるわ…と納得。


帰りはPhakdingを通り越しLuklaまで帰るのですが、下りは良いけどPhakdingを過ぎると今度は登りが地味に続く。


あれ、こんなに長かったっけ?

と途中何度か心折れそうになりつつも、1歩1歩噛み締めて歩きます。




可愛い街も多く楽しいのですが、途中から雨が降ってきてしまい、もはや修行のように歩くばかり。


ガイドさんは傘を持参していて、もはや散歩じゃないか、、という出で立ち。





7:30出発で16時到着。

休み休みですが結局9.5時間かかりLuklaのホテルに着いた時には死にそうな状態でした。


しかも途中ガイドさんとのコミユニケーションが上手くいかず、何話してるか分からないから何度か聞き直してたら、おじさんも少し気まづかったのか10mくらいの距離を置かれて歩いていて、なんだか悲しい気持ちに…w


そんなこんなで帰路は心折れそうになるシチュエーションはありましたが、Luklaについて宿で軽食を取ろうとしていたら日本人の方を発見!


話を聞いてると、Aさんのガイドは18歳のシェルパ族の少年だったけど、めちゃくちゃ親切で写真を撮るのも上手でNamcheまでを3日間で行って帰ってくるスピードトレッキング。


すごく仲良さそうな2人を見ていて、おじさんとのコミユニケーションを思い返し苦笑いでした。


外は雨で室内はさらに寒く感じるため、皆ダイニングに集まっていたのですが、そこで出会った人達がまたとても良い人達。


ガイドさんのRamさんはNamcheより先のスポットから22kmを一気に下ってきたらしく、私がヨチヨチ歩いているのも見ていたらしいです。恥ずかしい。


他にもガイドさんやシェルパ族の方もいて、皆で談笑しながら現地のワインを頂きました。


日本酒とワインが混ざったような味で、匂いは若干ウイスキーっぽい40%近いアルコール度数のある飲み物だとか…




ちなみにとても面白かったシェルパ族の人の話。


名前に曜日名をつけているらしいのですが、シェルパ族のカレンダーは一般的なものと違って現在2018年らしいです。


そして、4月1日現在、もう少ししたら彼らのニューイヤーがあるらしくお祝いもするそうです。


文化が違いすぎて何もかもが新鮮だし面白い。

もっと色々聞きたかったなー


皆でインスタ交換をしてたのですが、やっぱりガイドさんの写真を見ると山頂付近の写真や動画の素晴らしいこと!!


行かなかったことを後悔するし、ガイドさんでないと見れないヤクの群れの雪山横断など本当に素晴らしい景色で、これは絶対いつか行かなければと思いました。


ガイドさんからもらった素晴らしい写真を載せておきます。







Gokyo lakeという、エベレストとは別ルートで行く湖も素敵で、そっちにも行きたいな〜


ちなみにRamさんというこのガイドさんは、2年間シェルパをして荷物を運んでいたけど、その後ライセンスをとってガイドになり10年になるそうです。


ネパールのどこにでも連れてってくれるらしく、エベレストだけでなくポカラやアンナプルナにも行くらしいです。


そんな話をしながら過ごした最後の夜。

とても暖かい人達に出会えて、自然の中で過ごしている人は心も綺麗で最高のときを過ごせました。



翌日同じルートで帰るので会えたら良いね、と言いながら就寝。


ちなみに外が雨で部屋が寒く、布団を2枚被せれば寝れますが、体感気温は0度前後だったと思います。


早く暖かいところに行って全身シャワー浴びたい!



そういえば、お昼食べた伝統料理の餃子のようなmomoと焼きそばみたいなヌードルの写真を載せておきます。



レストランはやってないような電気もついてない所が多いですが、声をかけたらだいたい何でも作ってくれます。


これはヌードルとmomoをハーフにしてくれて、こういう柔軟性があるのはとてもありがたい。

ちなみにPhakdingで飲み物もついて650Rでした。