さて、1日目の前半は良いおじさんと出会ったけど、結局お金をむしり取られた話でしたが、
その後Kathmandu Durbar Squareという広場で地元の学生に交じって高台の上からラッシーを頂き本を読んでたら心が落ち着きました。
その後も何人かには声をかけられるものの、インドみたいに囲まれるほどじゃないし、程よい距離感で無視すれば諦めるので段々分かってきたぞ。
というつもりで歩いてホステル周辺に戻ろうとした時に
今までとは毛色の違う若い男の子が話しかけてきたので歩きながら話をすることに。
何となく詐欺的なものではなく、単純にナンパっぽいのでそこまで害はなさそうと思い連れられるままお茶をすることになりました。
その子が連れてってくれたのはローカルの人しか入らないであろうルーフトップバルコニー。
路上の喧騒から離れて落ち着いたルーフトップは風も気持ちよく、少し暑いと思ってたタイミングにちょうど良いチルでした。
「その首の花どうしたの?」
と言われたので、
「知らないおじさんがくれたの」
と言うと、
「取った方が良いよ。それ嫌いなんだよね」
と。
ん?なんで?
と聞いてみると、おじさんがかけてくれたお花の首飾りは神様とか動物とかにする事が多く、あんまり人の首にはかけないものらしいです。
何が本当かは分からないけど、無駄につけててローカルの人からはバカにされてたのかもなーと思うところもあり外すことに。
そこから色々話してると、この男の子は会計士の仕事をしてたけど今やめて自分で事業をオープンさせるつもりで今準備をしてるとこだと言うことでした。
ツアーコンダクターの仕事をしたいらしく、旅情報や外国人の友達を多く作りたいから声掛けたんだよって言われ、私がデザイナーの仕事してるって言ったら
「え!今イベントやろうとしてるフライヤーとか全部自分で作ってるけどプロじゃないから教えて欲しい」
みたいな、なんと健全な会話だろうと感動する普通の会話を楽しみましたw
その子は本当に良い子で、
ホテル戻るなら引き止めないけど、もし観光したいなら案内するよ。
と言ってくれ、
近くの山にモンキーテンプルってとこあってバイクですぐ行けるって話だったので連れてってもらうことに。
バイクは前の人はヘルメットを被るけど後ろの人はノーヘルで良いようで、風を感じながらツーリング20分でモンキーテンプルへ。
中心地とは違って風通しもよく、お寺の規模も大きくてとても素敵でした。
写真もたくさんとってくれ、お金をねだる魔の稚児達も追っ払ってくれ、地元の人がいるってありがたーー!と思った午後の出会い。
午前中はお金をむしり取られたけど、午後は彼にお茶代も出してもらって天国と地獄の差でしたw
また中心地に戻り、別のルーフトップも教えて貰ってお茶をしていたら18時近くなったためホステルまで送ってもらい、夜ご飯前にもう1件お寺連れてってくれるという話になっていましたが、
いざ18時にツアーコンダクターのBussさんのところに行ったら
「出発は1:50amにこのバス停です」
と言われ、ホステルから徒歩20分ほどの位置。
え?pmじゃなくてam?
って聞くと
「すみませんねー早いんですねー」
と言われ、食事なんていってたら寝る暇ないので、善良な彼との約束はキャンセルして急いでお風呂に入って支度をし、20時に寝て1時には起きて出発することに。
カトマンズ1日目は色々濃かったですが、色んな国に行ってみて、濃い体験ができる国の人たちは人懐こいしよく話しかけてくれるのでネパールはそういう人たちが多い国なんだなーと思いました。
良くも悪くもハプニングに遭遇できるって意味では、バックパッカーには向いてる街なんだろうな。
では次はエベレストトレッキングスタートの話です。