悪人 | 猫と映画三昧。

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猫のこと、映画の話をつらつら書きます。

悪人を観ました。
吉田修一原作。
監督は「フラガール」を撮った李相日。
こんなカラーの違う作品を撮れるなんて本当にすごい。

内容は若い女性保険外交員の殺人事件。
ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一(妻夫木聡)が真犯人として浮上してくる。
しかし、祐一はたまたま出会い系サイトで出会った光代(深津絵里)を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹かれ合うようになり。。。という話。


まずとにかく私の大好きな樹木希林さん演じるお婆さんはホント泣ける。
取材で揉みくちゃにされ、不憫で優しい孫が罪人になっちゃったかわいそうなお婆さんの演技が凄い!

最初の方は妻夫木君がほとんどしゃべらないし魅力的に見えなかったけれど、彼はただ世間慣れしていないが故に不器用なだけで決してつまらない男じゃなく、しかもかなりのイケメンではないか!と思い始めてからは完全に映画に集中。
柄本明やモロ師岡、松尾スズキといった最高に味のある俳優の演技に見惚れ、深津絵里の涙を見て気付いたらこちらも泣いていた。

監督さんが伝えたいことがしっかりとありそれがブレていないので、こちらにもぐっと伝わるものがあったのだろうと思う。
とても真っ直ぐで真摯な映画だった。

本当の悪人は誰なのだろう? 
誰にも悪人の心があるのでは?
など、見終わった後は、余韻とともに深く考えさせられました。


ねずみを側に置くと、、、



こうなるよねぇ(笑)


お天気の良い土曜日の朝。
大好きな夏が来たー照れ

みなさん良い週末を♡