時々、趣味で描くイラストですが、
普段は身近な鳥や植物を実物を見て描く場合が多いんだけど、
先日に描いたこの、恐竜(テリジノサウルス:Therizinosaurus)ように・・・、
最近は、今はもう地球上から姿を消した生き物を描いている。
仕事の合間、空いた時間で描いているので、
見ての通り、書き込みのそれなりのクオリティだけど、
Roadsterにとってはドライヴや音楽と同じくらい、
出来は別にして、楽しんでいる趣味のひとつ。
最近、描いたのはこの「モア(ジャイアントモア)」
:Dinornis maximus。
かつてはオーストラリアやニュージーランドにいた、
全高3メートルを越える、ダチョウやエミューと同じく走鳥類に属する、
近世では、史上最大の鳥でした。
~骨からの見分では、短く下に僅かに湾曲したくちばしと、
ダチョウよりも巨大で骨太な大きな脚が特徴だったようです~
彼らはマオリ族が入植したことで、
彼らに食糧として乱獲され、滅ぼされてしまった。
それは近年、16世紀のことです。
後にヨーロッパ人が入植した時にはその姿はすでになく、
マオリ族が持っていた巨大な骨から、
その存在が世界中の動物学者の知ることになります。
マオリ族は文字を持たない未開の民族であったため、
モアの生態など、詳細が伝わっていず、
近年まで存在したのに、ほとんど分かっていません。
そしてこちらは、「タスマニアタイガー(フクロオオカミ)」。
:Thylacinus cynocephalus
カンガルーと同じく、袋で子供を育てる有袋類であり、
現在のオオカミのニッチェ(生物的位置)を占める大型肉食動物でした。
~「フクロオオカミ」の名はここからきています~
彼らは人間が、家畜に害を及ぼす、という理由「だけ」で、
一匹残らず、徹底的に「駆除」されてしまいました。
人間が、彼らの希少性に気付き、保護した時には、
地上にもう数頭しかいない状態で、もう手の施しようがなかった。
(白黒だが、生きている貴重な姿が動画として残っている)
1936年に最後の一頭が死んだことで、
彼らもまた、永遠にこの地球上から姿を消しました。
現在のオーストラリアでは増えすぎたカンガルーに頭を悩ませているが、
その原因は、
このタスマニアタイガーを絶滅させたからだ、と言われています。
人類の勝手な愚行で滅んだ動物はたくさんいますが、
ある試算では、一年間におよそ3万5千種以上の生物が絶滅していると言う。
もともと生物の誕生や絶滅のサイクルは、
先の「テリジノサウルス」のような恐竜たちのように、
本来は自然の変化など(隕石衝突も含め)、
地球本来の活動による「システムの一部」に組み込まれたものだったんですが、
人類が誕生し、その勢力を拡大するにつれ、
人類がそのシステムに介入し、更に改ざんを加えるようになってきた。
人類による地球環境の破壊という意味では、
ここ最近、日本を襲う異常な高温もそうで、異常気象は世界規模で発生している。
これは改善などされるわけもなく、来年は更に酷いものになると思います。
もう、全ては待ったなしの状態です。
人間はそこまで愚かではない、という話しもあるけれど・・・・
果たしてそうなのか?
人類の今までの歴史を見ても「愚か」という言葉がまず、浮かぶんですがw
シビアに考えると地球の未来は・・・、
どう考えても明るい要因はなさそうなんですが、
今のRoadsterたちが生きている間にその答えが出るのかどうか。
う~~ん・・・、なんか、怖い気がするね。