2024年7月30日火曜日

くどいようだけれど、錐子オババの新生活はすでに5月末の帰国時に始まった。

すぐさま住民票をもらい健康保険を手にいれ、

ネット、電話番号を契約して、それらを手に、年金関係の情報変更手続きに入り、

マイナンバーカードももらうとそれを手に、新しくクレジットカードを申請。

 

これらと並行して、6月半ば、いよいよ病院を見つけようと早起きした朝、

胃痛のために救急車で運ばれた、それが共立病院というところ。庶民的な感じの中規模の歴史ある病院といったところ。

しかしすでに救急隊員が錐子オババの発声のもつれに注目、

脳神経外科への路線が敷かれていったのである。

その結果、脳梗塞の疑いは晴れて、それでは、と市立大学医療センターの

脳神経内科へ遠出することとなったのが夏至すぎの7月8日であった。

 

だいぶ忘れていた猛烈な日本の暑さの中、これを敢行したのは良かったが

錐子オババの短期記憶欠落による頭の配線の見事な混線!

年金、銀行、クレジットカードという異なる範疇をまぜこぜに考えていた!

それにハッと気づいた時の恐怖と情け無さは! しかし結局は

気づいたことが有難いのであった。「あ~りが~たや、ありがたや~~」

 

幸いにも、こんなこともあろうかと産んでおいた、わけでないけれど

とりあえず、そうも言える息子の存在が助けにはなった。

ネット上のいくつかのサイト登録の名前、電話変更などは当然のことながら、

無謀にも銀行のウェブ登録、云々、、例の暗証番号の泥沼が

どんどん深くなるのを避けられない。この世界が恨めしい錐子オババであった。

 

紙にメモすればするほど、間違いが多くなる不可解な現象が依然として存在する。

左から右へと単純な写し取りすらおぼつかない、

これはこうなった者にしかわからないだろうとますます恨めしい。

 

さてそこで、

大学病院の脳神経内科、ドクター小林が次の予約日、7月23日に、

脳からの電気信号が 手足の先まで伝わっているかを検査した。問題なし。

 

なので、頭と体のフラフラ感は、脚の筋肉の不均衡な動きからくるものではない

とわかった。

そこで前回の血液検査を一緒に見ることになった。

大体において問題は少なく、肝臓腎臓やや高い、甲状腺もやや高いがOKと。

 

しかしその下の方に、真っ赤に彩られた部分があった。

そこについて彼は話そうとしていたのだ。

錐子オババの虚ろな目と乏しい認識力では把握できなかったその検査項目、

そこが正常の千倍も高かった。

甲状腺そのものはおよそ正常値、なのに誰かがそこを攻撃している。

大戦場、あるいは山火事である、とドクターは言った。

錐子オババの自衛軍が愚かにも守るべき同胞をやっつけようとしていたのである。

 

これはヒトが歴史上やってきたことではないだろうか。敵だと誤解したのだ。

ヒトも浅はかな考えからそう思ってしまっているのではないか。

肉体の中にこんな素因があるのなら世界に戦いが絶えないのもわかる。

 

橋本病脳症、というのだそうだ。

と聞いても、もう一つ訳がわからない、ということも当座は思いつかないまま、

錐子オババは流石に口をあんぐりしたのであった。

そう言えば彼女のお気に入りの叔父が同じ病気だった、そう聞いていた。

 

さらに意外だったのは、これは難病指定されていなくて、

治療法は確立していて、なんとステロイドの短期大量投与、だという。

それでたちまち、8月1日が入院と決まった。

 

7月31日から錐子オババが長年服用中の抗血液凝固剤ラシックスを止めて、

すぐに腰椎穿刺をする。山火事の火を消すのだと。

最悪の最期は廃人らしい。脳が空っぽになるのだろう。

意識がなくなるのは幸い、と錐子オババは呑気に考えている。

 

(いやはや、義晴おじさんと同じ病気だとは、こんな計画をしてたんですか?

つい尋ねてしまったわ。そうじゃない。どんな偶然のどんな絡まれた結果が現れ出てこようとも、その現象に取り込まれない、幻であり、夢である意味のない偶然であると思うこと。ないしは、要するに、それら清濁をひょいと、気にせずに乗り越えてダーマさんの真正の慈愛を信じてみよう。その心根に至ることがその真実にたどり着くことが、自分をそのようにコントロールすることこそが、ダーマさんにとってヤッホーやったぜ君たち、と言う完成形であるはずでね。

 

なんてあたしが思うその背景:

この清濁混合世界において、幾重にも反射された光の醸し出す事象は種々様々であり、偶然あるいは必然であるかはわからないが、いずれにしろ起こる事は最高のことであり、愛であり恵みであり、安寧と平和調和喜びであるようにシステム化されている。

そこには時間というものが介在してるように見えているが、しかしそんな次元はなくて、ただにあるのは、完璧な喜びというお互いの慈愛のシステムのみだ。つまり、この混合世界の低い周波数の幻の現象がまさに空無であること。この事実は、ヒトにはとても真に受けられるものではない。

 

さらに補足:0725木曜日 79歳の世界観

我々の視覚にとっては、まぶしすぎて捉えることのできない至高の動きと情報がある。そのごく一部は我々の視覚にとっては美しすぎる五色の光を放っている。その2つの部分は一体でありながら、その一部で無限の有無の情報の個性化を体現している。(ここは空想。物理科学の不足を補うつもり)

 

その五色部分からの光の反射と、直射光とから、自ずと生じる影が合い絡まって

五色の極彩色の世界を薄めた形、似て非なる部分が 

存在しないながらに反応している。

その空夢なる部分に幻の意識が、あたかも劣化した鏡に映るかのように、働き始め、空無の視覚が似て非在なる幻の存在を感得していると思いなして 幻像を 実在と思う。ただ、考えることすら難しいのだが、そこにはいくばくかの元始の光も射している。

ダークマターとダークエナジー、と学者が呼ぶものに相当するような本体 しか、実在しない、なので我々の信じる眼前の宇宙すら、影絵のようなものであるが、その本源の本体部分にしか場所がない

いかにヒトが、空無の存在の空無の意識の描き出す無限の幻を、存在と誤解しつつ、拡大を止めないとしても。

善悪と真偽と悲喜こもごもの混雑した地球を空想して、断続しつつも継続する生命体を夢想し続ける。

空無の意識体たちは、彼らの体験する空無の世界の意味を探り続ける。

 

しかしそんなその真理追求悲願の強さを持つ我々こそ、実は宇宙の喜びと愛と強さが発現する真なる対象であり、そもそものもといであり目的であったはずである。

それなら何とか「神さん」を受け入れ一緒にやっていけるよね。)

 

とは言え、

この世での困ったことあり。とりあえず:

1やっとドイツから荷物が間も無く届くだろうということだが、待ちかねていた人が入院してしまう。

2郵貯のクレジットカードをやっと作ったのだが、錐子オババには案の定その暗証番号が不確かとなった。そこで、ネットからその照会を申請、郵便で届く、というのだが入院して留守にしていることになる。

電話して尋ねると、配達できなくて1週間経つと差出人に戻す。それをしかし差しどめすることもできるが、そのためには誰かに頼んで郵便受けの連絡票を郵便局に示さなければならない。さて誰がポストから取り出してくれるかと言うと。。。

 

ダーマさん、かどなたか、よろしくお願いしておきますので〜〜!