(断章 地球に生きる者)

こんな写真が 季節柄 あちこちで掲載されている

こんな鏡像の不思議を解明したい、

水面には絶えず水の輪が生じて 像を揺らしている

ここが亜素粒子の動きの謎を思わせて興味深い

つまり影の世界での亜素粒子が 揺らいでいる と観察できること

 

 

「矢張りと言わんか 踊り狂わんか」

 

いわゆる冬至から新月 

イヴ イエスの地球的誕生日と

実際に体力不足もあり 意図的にもダラダラして過ごした

いやはや食欲がない、7月以来少しではあるが体重減の日々

噛むのに疲れる

 

*外界とのやり取り

21日

マントさん手紙着 債権?全部売った、JBの口座をカラに

  それらの手続き料1万円支払請求

語学学校3つ目への登録メール出す

ラファエラ が図書館より語学試験練習問題を借りてきてくれて超親切

郵便局より意味不明のメールくる

22日

郵貯銀行より手紙着 遺産口座の死亡日残額とその後の出金の報告 JB口座カラに

  どうしろとてか? 不明

外国人局へ長いメール送る 法律からの引用を添えて50歳以上の移民には語学テストなしを示唆する。

23日

外国人局よりメール来る 一読青天の霹靂 

あなたの場合は試験なしとします、ただしドイツ文学を終了したという証明を」

狂喜乱舞したいのを、その英語証明書探しに移す

案の定 見つからない

何度も試す

なんとなくJBの超大判ファイルを見た あった

ここに大事に保管しててくれたのね

同時に 古い捨てるべきものが掘りだされた なるほど 無駄がないですね

 

24日

嬉しいが気が抜けて ショック状態

夕刻ラファエラ に招待されている 祈りの歌の会

手押し車に積んだ 彼女へプリント用紙のプレゼントや 

ウクライナ女性ナディアにファンタライト、それに断捨離する紙類

しかし雨であった これではダメだと諦める

ファンタライトはシリア人にあげる 彼らもそんなものを飲むのだ

 

時間は早いと分かっていたが、あまりに力がなく、歩きもおぼつかないので

寿司でも力づけに食べようと思った

しかし何と全ての店が閉まっていた みんな家族と過ごすのだ

 

どこかに座って待とうと

冷たいバス停の椅子に座る、待つのはあまり苦にならない

ちょうどこの夜 ネットで自由な祈りの集まりに参加した 笑えるくらい自由だ

あたしとしては 超初めての行動である

 

教会の鐘の音が鳴る 目の前だ

ふと 蝋燭を消したかなと気になった 今日で終わりの4本目の蝋燭

時間はある 見に帰ろう また20分以上往復するのはいかにも辛い

しかし必要だろう 

ゼイゼイと帰り着く 美しい出立の大家さん ビルギットがいた

「どこ行くの?」

「何とか教会のミサによ 連れて行こうか」

「珍しくもあたし用事が」

「誰かに会うのね」と確認して安心して別れた

家に入るとすぐベルが鳴る 案の定ビルギット

「玄関開けて、鍵を忘れちゃった」

あたしたちは楽しい声で笑った

そして 蝋燭は矢張り危なかった 

歌友が以前に 火の元には気をつけてと言ったのが

心に残っていたのだ 冗談ではなかったかもしれない 

神さんありがとう彼女の言葉をくれて

 

またゼイゼイと辿り着く ラファエラ の仮住まい

コロナまではマインツでもっと手広く太極拳など指導していたらしい

ウクライナの発祥らしい

祖父はシベリアに抑留された(あたしの父もそうだった)

小さくて金髪碧眼 63歳 ギターやアコーディオンの弾き語りで歌う

一人暮らし 大学には通っていたので物知りである

 

集まったのは7人 うち男2人 で

何のことはない 既成宗教的でない 自由な個人的信仰探しの人々らしい

誰も偉そうにしない つましい 批判がましくないし少しのことで喜ぶ

核心において全なるものと一体である に人の価値を見る

 

25日

一層ダラダラしていると夜 息子から連絡

厄介な話だ 新たな書類問題 今度は日本語が混ざる

税理士は英語専門だとか どんなことになっても仕方ないと腹を括る

 

 

 

「光を反射するガラスを枝に吊す」

 

26日も第2クリスマスとかで休みのようである

何だか寝汗をかくので 髪がムチャクチャになった

眠りは 十分すぎるほど取れるようになった 

つい 息子の注文を考えてうなだれて キッチンまでくる

 

昨夜の瞑想で eins sein mit Allem とふと言葉が湧いて嬉しさに泣けたっけ

窓際で

目の前の小さな観葉植物が いつもあたしにおしりばかりむけているので

「どれあんたの顔を見せてご覧、どんな顔してお日様を見てるの」

と葉の束をこちらにむけた、

艶々の葉が笑っているようだった

次の瞬間には 赤いリスの姿が見えた 数十メートル先の大木に

すると

その言葉がギュッと実感されて 空はどんよりだったが また感涙 

人も神もいじらしくてたまらない お互いの愛が 互いの求めが

 

バイエルンのプファッフェンホーフェンだったかで買い求めた

切りガラスの水玉状のものを

何とか窓ガラスにぶら下げられないかと小枝を拾ってきていた

何と

工夫してできた 朝日がチラッとでも当たるといいな

 

よしっ

またマントさんにお助けメールだ

息子に大量の送信だ