2022年6月17日金曜日

 

朝7時、サンサンと差し込む光を浴びて

「ちょっと紫外線強すぎますね」などと言いながら錐子オババが手鏡を見ると

明るく照らされた自分の皺の中、あちこちに黒い産毛が見えた。

これはちょうどいい とばかり 早速毛抜きでぴぴっと抜いた。

 

それから

生きとし生けるものを生かしたまへる御親神 もとつみたまゆ先はえたまへ〜〜」と気分良く集中し、

実相完全円満 金剛心身〜」と声に出してまで唱えたところ、

とても幸せな満ち足りた気分になって、思わず笑顔になる。

 

数分して錐子オババが立ち上がると

背中が引きつるように痛かった! 昨日と同じ痛みが!と叫ぶ。

 

(昨日の午後は、その朝の痛みも消えてね、あたしにとっては

ちょっとありえないほどの夏祭りの一員でありえたのよ。

パーティー人間じゃないし、第一耳も聞こえないので

人と離れてぽつんと座っている時が多いけれど 全く不愉快には感じず

それなりに楽しんでいた、それができるあたしなので。

そうかと思うと、自ら申し出て 下手なオカリナを吹いて見せたり😅

棒術を間違いつつも最後まで 演武して見せたりしたし😅

おまけにおにぎりを作って持っていったりもした(失敗作だったけど😅)😅

 

話しかけられたら返事をし

初級者には棒術を教えたりもした😅

そんな生まれてはじめてのドイツでの夏祭りの満足すべき時間となり、

新しい、しかも人にも愛されるらしいあたしだった。😅)

 

ただ同じその昨日の午前中、

錐子オババがいつもしない姿勢でしゃがみ込んで

いつも見ない書類を見ていたところ

急に背中が痛くなったのであった。

実はこの前の晩に

うっかり者の錐子オババがやっと気づいたことがあった。

かなり絶望的な気分に襲われた、経済的な危機に瀕したともいえる。

突然、これまで築き上げた移住生活の根底が崩れる可能性を見た。

 

発端は、唯一の孫の私立中学入学に伴う息子一家の引っ越しである。

息子の住所変更が錐子オババに意味する艱難、それはドイツでの生活の命綱である・日本からの年金受け取りの・窓口が彼になっていることに発する。

単なる住所変更だが、海外からとなると障害が多い、

第一フリーダイヤルが使えないので、会社の番号を探すのだが、

見つけるのが不可能に近い、おかしなことだが。

もちろん時差問題もあり。

 

さらに、家の売買に伴う息子の借金問題もややこしくなり、神経の細い三男はすでに体調を崩している。

一方、時を同じくして

夫のJBの社会逃避的・自己愛的・依存的・三悪行為は、普遍化活発化しており、

錐子オババの内面生活に向上は見られるものの

(JBの姿に利己主義の最低最悪の姿勢を発見したわけだが、しかしどうもそれが見えるということは、錐子オババにまさに同じ態度があるからこそだ、というのが世の通念らしい。確かにある、利己的無関心な自分だけ得をしようってところ、確かに)

 

やはりその棘はまだ彼女の内面を刺激し続けている。そこにプラスして

生活の破綻可能性が浮上してきたのであった。

 

突然だが、今年はすでに蝿を5、6匹殺した錐子オババには、その罪の意識も妙にうごめいている。

不確かな将来への不安が増幅され、

まるで絶望の渦の中へ投げ込まれた塩梅で、一瞬、

すっかり取り乱した。しかし、

この時の神さんだ、とばかり、

大丈夫何があっても大丈夫、何がなくても大丈夫とお題目を言い聞かせた。

 

神の体系を信仰するなら、大丈夫でない事は無い。😅

 

どんなことにもさらに桁違いな奥深い考えがあるはずだ。そうお任せする。😅

 

そう想像するとやや落ち着いた。かなり素早く。

その落ち着きを、1日保った。心配しながらも落ち着いた。😅

 

神さんとの覚悟の日々であるはずだった。

その中で最も落ち着かせたのは自分の利益を捨てるアイデアであったし、😅

(オンラインバンキングに失敗し、使えなくなっていた銀行をいっそ空っぽにしよう、ある限り使ってもらったほうがお金が生きる)

さらにこの絶望的な状況後、どんな素晴らしい展開で回復していくか、

楽しみにすらなった。

 

こんなすったもんだの日々の後

6月17日金曜日の朝、晴れやかな瞑想をする前に

錐子オババは、冷静にではあったが、夫のJBに向かって

「嘘や依存行為をあたし、大嫌いだから、それを憎んでるからね、

私を追い出さないように注意して、お願いだから」

と脅しの如く、宣言したのであった。

 

そして前述のごとく、晴れやかな瞑想後にナント

背中の痛みが再発したのであった。

 

「なんだろなんだろ どうなってる」

 

本日3回目の瞑想は、世界の平和を念じて真正の光を

錐子オババの幻像の体にいただき、幻像界に放射するのであったが、

実相界に被さっているかのような幻像界が

ほとんどピタリと重なっているようで、つまり差異が少なくなった感じがして

飛び上がるほど嬉しかった。

もちろん背が痛いので気持ちだけだったが。

あれこれ手当てして、痛みは徐々に誤魔化されてきたようだ。

 

時々思い出す、「創造主」の愛を、それを実感する、切なる愛が感じられる。

 

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0601 残骸の上に広がる皐月晴れ しらくも湧けど文明の末

振りかざす人の主張の強力(ごうりき)に圧し込められて論理の無力

0604  濃茶美し 心豊かといふ日々の朝靄透けてけふも日の差す

けふ一日(ひとひ)何して遊ぶ神さんと しばし娯しむ終活の妙

神さんと会議終ゆれば仄々と靄の隙間に青色の透く

0606  するすると夏至までの時過ぐるなり 楽しげと見る変幻白雲(はくうん)

0611  好機とて 越え得し我を誇るべき困難来たる揉み手して迎ふ

沸き上がる忿怒失望無理もなし我を認めむ 彼には愛を

薄氷を踏むにあらねど細き路 人の心理に影絡まりて

何をせむ思ひあぐねて拭き掃除 その他は見事済ませたればと

眠る前最高だったと一日の 何か短く歌ひたきこと

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