2024製の電化製品:洗濯機 冷蔵庫 電子レンジ

ニトリのアイデアベッド+マットレス(要解体作業)

モダンなテーブル2(要解体少々)+回転椅子1

段ボール箪笥

ポールハンガー

メタル棚

スーツケース 大2小2

その他有象無象、これらが引越しに際して捨てる、売るものである。

あたしにとって、数えれば人生23回目(短期は除いて)の引越しである。

ただ、このリストが異常に少ないのに後に述べるような理由があるわけで。

 

さてそこで、

12月10日、人生初めて骨董屋に物を売りに入った。バス停の前にあり、

いつもチラチラ見てはいた。客が入ったのは見ないなー。

受付の若い女性はあまりにも愛想がないし、一言も喋らない。

ドイツで手に入った陶磁器類、父の形見の肥後象嵌。1500円、

まあ苦心して運んだ甲斐はあった。8日の戦果と比べると上々だ。

誰かに言いたいが相手もいないし、喋る口がない。

 

本題に入る前に、書き忘れていたことを。

11月末に、わざわざ割と重要なエラーを大学病院で犯した

(診察券を自販機の前で、バッグに仕舞おうとしていたところ、車椅子がやってきたので体を斜めにして避けた、その時落下させたのだが、もちろん知らず。その後自分の行動の道筋をバックして、そこにまた戻ると、受付に持って行きましたよとのことで解決)

以外は、あまりエラー記憶がない。

忘れているかもしれないが。

 

そして12月10日、

かなりの確率で誰に引越し仕事を頼むかの道筋が明らかになりつつある。

最終目的の老人ホーム「もねろ」(謎の言葉、方言だそうだ、意味は不明)と

次男の対応可能性のすきまを、貸しコンテナボックスで乗り切ることとなる、

これがまずは最も重要な第一歩。

 

次のステップは、恒例の勘違いで

サカイに引っ越しと片付け混みの見積もりさせはしたのだけれど、

担当者曰く、「引越し、電化製品買取、ベッド解体など、約束の仕事の後でも、

なお残ったゴミを撤去するには、袋詰めの数でお金がかかる」

これには、あたしの過去の冷や汗もろもろが思い返された。

しかし、彼からは朗報もあった:引越しというより少量の荷物の輸送と後片付け、という2グループに分けて考えること。運輸会社に荷物の運搬を、不用品問題はその専門業者に頼む、つまり単身引っ越しだとそのほうが安くつく。

そこではっきりしてきたのが、目ぼしいものを手放した後になお残るであろう、細々した不用品の種類や量、その廃棄しがたさである。

ライトワンとかいう宣伝文句が口当たりの良いサイトから、社長自らが見積もりに来て、

サカイのとあまり変わらぬ額を提示した。

ただ、ここであたしの息子が警告:ネットで宣伝しているものは、見かけの印象とは違い、ほとんど詐欺まがいだと思うようにと。四万円の見積もりが理由をつけて四十万円になるなど。

 

そこで、県に指定されている廃棄業者、あるいはネットの中の評判リスト上位会社に、

ネット上での見積もり相談を行ってみた。

すると指定業者は家具の解体を引き受けず、買い取りもしないので話にならない。

リスト2位のグローバル社は解体もしてくれ、買い取りに二万円という数字を

出してきたので、16日に訪問という申請を送信した。

ちなみに、輸送業の日通とはすでに8日に単身パックのリモート見積もりを

敢行すると決めた。

ところが、実際に始めてみると、あたしの反応が言葉の不明瞭さの印象から、

痴呆的と思われるらしく、数分間の困難なやり取りで、相手がすでに根をあげた。

「これでは正しい見積もりができませんからお伺いしましょう」と言う。

ただし1週間後の15日が最も早い日。これが熊本へ運んでもらうもの。

1、飾り棚4ガラス戸付き (最大30x30x18)+内容(ガラス製品もあり)

2、木箱2 ( 大50x90x30  小30x90x30)

3、プラ引出しボックス2 (30x40x25) +内容(文具、写真立てなど)

4、コンポセット(本体30x50x30, スピーカー2 20x40x40)+CD入りボックス2 (18x18x28)

5、TV小(30x60)+DVDデッキ

6、布団袋1(掛け1+敷き2+電気毛布+綿毛布+枕+足枕+クッション+タオル)

7、掛け時計(25x30)+姿見(30x130)+棒(160)

8、衣類(大スーツケース2個分)+古布

9、 書籍+書類+ランプ小

10、掛け軸2(最大80)

11、小ヒーター、小机

12、植物4 (高さ50)

13、切株クッション(直径40高さ15)

グローバルさんへの見積もり指定日を16日としたのは、この日通15日の見積もりと

二つが続けて決着がつくからである。

 

しかし、そこで明白になった:キッチン周り、食器、古い衣類、古い布類、書類、本、プラスチックのボックス、布団類、靴、バッグ、スーツケース、ポールハンガー、CD、段ボール、土、植物などをあたし自身が、自力で町内の指定日に、徐々にゴミ置き場に捨てる(あるいは売る)必要性が明らかになって、それをやり通す覚悟を持たざるを得なくなったのである。最初の不用品リストが異常に少ないのは、この部分が抜けているからなのだ。

そのためにゴミの日カレンダーを作った。これらの廃棄が不可能なものが出るとすれば、

最後の可能性であるグローバルさんに賭けることになる。

どうか、悪質でありませんように。

彼らにも生き残る権利はあるのでこちらがあまりにもケチになってもいけない。

 

アリナミンを飲んで、あたしはせっせと働き始めている。

12月4日ベランダ活、5日土の一部を不燃物として出し、

6日(金属の廃棄)には鍋を二つ。

同時にその頃はまだ数件の見積もり依頼していたので、メールやり取り、断り、

あるいは熊本への詳細な質問、大家さんからはなしの礫、立ち会いの日程が

息子の日程と合うかどうかのヒヤヒヤはまだ続いている。

8日カップなどのみゴミ出し、それはあわよくば、とリサイクルショップの反応を試すためである。

老人会と体操教室の合間を縫って、風呂敷2包みのレースものや敷物(捨てきれずに持って回っていた)をシルバーカーに乗せて、30分かけて駅近へ。

偶然に見つけた肥後象嵌の父のアクセサリを添えても、なんと250円だった。

アクセは回収し、結局92円もらった。それでも良し。持ち物が減ったのだ。あたしにはもうそれらの使い道がない。

12月9日雑誌を一山、あちこちに使っていた段ボール紙。

11日のためにタッパー類、プラボックス、CD(中身の紙類ははずして)準備しておく。

 

ところで閑話休題:まさに同じ12月8日、左目の視界はぼやけていて気持ち悪い。

鏡を前に、左右を見分けるために右左と交互に目を閉じて驚いた。右目でははっきり、しかし肌が白っぽい。左目ではぼんやり、滲みながら肌が赤っぽい。

明らかな違いだ。2、3ヶ月前は左右で物の大きさが異なった。その前は高低がずれていた。ステロイド集中治療の頃だった。

まさに藁にも縋りたいという思いになったらしい。スマホをめくっていると、

最近は目の治療法が進歩したらしく、視神経を修復するという宣伝が多い。

アンケートなどで馴らされて、試しに安く買う方へ進んでいく、縛りもなしだ、

着払いでよし、住所も書いたがあとは消すようにも選べる。いいじゃん、と進む。

はい、注文します。ポツッ。

途端に、もっと安い方法を紹介します、カクカクジカジカ、値段の?%、?ヶ月に?個で?のお得、と矢継ぎ早に、様々に示される。その間に秒針が進んで、あと3分で売り切れです!(ここで間に合って定期契約し、クレジットなど教えて、しかし売り切れました、でも返金させようとすると、電話番号は載っているが通じない、という事例が多い、後で聞いたところによると)

引き返すことができない、と言うのが恐ろしいところだ、よくある。めくってみてびっくりだから怖いのだ。

とうとう0秒になった。小さな文字が並んでいる。目が悪いのだから読めない。

「すでに普通定期契約に進みましたよ、?で?で?円です。4ヶ月後に解約の電話番号はこれです」らしい。

後悔しきり。息子があんなに警告していたのに。むざむざと嵌ってしまった。助けを頼んでも彼もどうしようもないだろう。

そこでうっかり頭に浮かんだのが「公正取引委員会」だ。政府へ向けてフォームに報告相談する。まあ、そのためには会社の名称や住所、なんとか番号など必要なので、それがわかるわけもないので。しかしなんとか送信した。

 

待てよ、geminiに相談してみよう。仮に。

まずは、質問:最近目の治療は進化しているか? 返事は、要するにノウだ。

セカンドオピニオンのために良さそうな病院を探してもらった。

ネギカモを捉える広告方法を尋ねた。あろうことか、あたしの例と全く同じ例が挙げられた。確かに同じ方法が広く使われている。

AIはむしろ消費者生活センターの188(いやや)に連絡すべきだと言う。

そうだった、それが正解だった。その言葉が出てこなかったあたしだった。

 

翌朝、188電話、人手不足らしく繋がらない。

前夜は、何とかこの失態に負けまいと神さんと相談した。

どうなろうと一つの体験として糧にすべき事例である、そう考えるだけで心が広くなる。

お任せします、とまでは言わなかった。

しかし、ついに電話が繋がり、

50代くらいと思える声質の女性と話すことになったのだが、

まずは自分の住所を伝えることが不可能だった、唾がひどく、苦手なカ行タ行の連続なので、無理なのだ。こればかりはお手上げ。

失礼ですが何歳ですか?と彼女が質問する始末だ。日通マンと同じだ。

やっと何とかこの複雑な事情を話すと、

「これでは相手と話すことも難しいでしょうから、私が電話して契約解除するよう努めます。うまくいくかは分かりませんが」

この口の不具合があたしを助けている。そうか、そういうことになったか。ありがたや~~

間も無く電話、「製品はまだ会社にあるので、契約を解除するそうです」ありがたや~~

さらに驚きの情報ももらった:ネット販売の場合クーリングオフは通用せず、解約の方法は会社のやりたい放題である、と!! ひどい日本だ〜〜

間も無く電話、出るとその製薬会社からだ。若く感じの良い女声だ。

「買い物かごにまだ残っていますので、これだけでも購入されますか?」

あくまでも固執してくる、これに載ったらまたもや定期契約にはまる。あたしの喋りを試しにきたのだろうか。自分でもさっきより少しはっきり喋っているみたいではあった。波があるのだ。唾の出方による。

「サプリではなく良い薬ですので改善すると思いますよ」

「でも、あれこれ相談して、セカンドオピニオンで病状をはっきりさせようと言うことに決めました。間も無くホームに入りますし解約します」

大きな一段落、を感じた。ペロペロキャンデーを舐めてよだれが服を汚した。

 

それにしても、ヨーロッパのどこでも素敵な国として愛されている我が日本、

嘘なのか、薬は進歩しているのか、いずれにしろ、こんな売り方をしなくてはならないとは残念すぎる。こんな日本は残念だ。日本人も残念だ。いい薬を認めない国の方針があるのだろうか、製薬競争があるせいだろうか、競争は必要だけれどどこか正しくない道筋があるらしい。

まだ続きの話:

12月8日、92円で布類を売ったその足で、体操教室、そしてそのまま

貴金属買取の店にふらっと入った。シルバーカーごと。

愛想の良い、妙にまつ毛の長い青年がいた。超小柄だ。久しぶりにおもてなしのできる店員だ。肥後象嵌は金を取り出すのが大変なので、骨董屋に持っていくことを勧めた。

「また何か売りにきますからよろしく」と嬉しくなったあたしは、よだれと共に言った、

しかし、これはこの場面でこの店で正しい態度だったのか?

またカモになるのかな。

 

それにしても面白い言いたいことがあるのに、言えないと言うのは、

なんだかなー、つらいワ。

12月11日、トイレでアイデア湧いた:

細胞中に無数の善悪混合の物質が働くように、

生物の体全部にも働く単位が満載されている、

同様に地球全部にも働く単位で溢れている。千変万化している。

ならば宇宙も種々の銀河団が走り回っている。

しかしそれらのシステムの有り様は、すべて意識の認識し、構成したものに過ぎない。

在らざる幻、あるいは真実の劣化版。だからこそ、このシステムが存在可能であるには、

無数の幸運がないと無理なのであると見える。

そして、ありえないほどの幸運、その物である真の量子物質界がある。

それは我々ヒトにもすでに明らかである。五十億分の2の割合、の浄土が、、、

とはあたしの言い方なのだけれど。

真の世界には確率はない、絶対のみがあるだろう。ヒトはその世界の反射を見て

意識化している。真実と勘違いをよりわけなければならない。

 

というわけで骨董屋に出入りするようになったのでした。