はい、今回は真面目シリーズ
普段は目立たないオスティヌスで考察してみました
くくりとしてはイゼルニアシリーズになりますね
イゼルニアの考察を踏まえて書いていますので
こちらを先に読んでから目を通して頂くよう宜しくお願い致します
また、各々鳩と炎の対策を施してから読むのをおすすめしますw
書いているこっちも冷や汗たらしながらやってます
・・・聞いてないよね?
さて、改めましてオスティヌスはなんぞや?という所からです
ニョアの手記やツイッターのにあるニョアの肖像画を見てください
(パソコンで御覧になられている方は左側にあります)
頭の上にくるっぽーと止まっている白い鳥がいますね
これが見目麗しいオスティヌス嬢の姿です
オスティヌスは伝書鳩になります
何処にいるようなドバトという鳩と同じ種類です
公園や神社仏閣にいるような鳩を想像すればOKですね
(伝書鳩はドハトより脳内が発達してはいます)
我々がZektbach殿やニョアに手紙をしたためて送るのにはお世話になっています
今回は伝書鳩についてとオスティヌスの役割
そしてその先にある謎を考察します
まずは伝書鳩がいかにして手紙を届けるかについて
伝書鳩がきっちりと手紙を届くのは帰巣本能を利用したものです
言い換えれば鳩はどんな所からでもお家に帰ってくることができます
例えばノヴァリスタの城に手紙を届ける鳩は
ノヴァリスタの城を家と認識しているわけですね
お家に帰る鳩に手紙をくくりつければ
自動的に届くというわけ
よって手紙の返信にはそこが家と認識する鳩が必要なので
一方的になりがちな面もあります
では、実際にどんな伝書鳩がいたかと調べた所
毎日新聞の1953年4月2日付の記事に伝書鳩がでかでかと四面を飾ったことがあるのを発見しました
「毎日353号」と名付けられたこの伝書鳩は
イギリス、エリザベス二世の戴冠式に参列するため、
初めて海外旅行をした昭和天皇の元気な姿を写した写真を届けました
それは遥か600km離れた海の上から届けたのです
当時、片道400kmが限界とされた一日の飛行距離をゆうに超したものでした
この鳩が巣に帰るのは大まかにわけて3つ説があります
1つ目に目で見て方角が分かる場合
鳥は空高く飛ぶ為に地上などを認識できるように目を大きく進化していきました
見た目以上に鳥の目は大きくて
鳥の目の比率を人間の顔におきかえると
少女マンガ顔負けの大きい瞳になりますw
また、目の奥にある色を感じる細胞は人は赤、緑、青と3種類あるのに対し
鳥は赤、緑、青、紫と4つあるのです
しかも、感じとる光の波長をグラフにしてみると
鳥が持つ4つの細胞は均等にカバーしあっています
このことから、鳥は人より目がとても優れているものと考えられます
伝書鳩は放たれると遥か高く飛び上がり、旋回した後に目的の方向に向かうので
見覚えのあるものを探しているからと考えられています
2つ目に伝書鳩は磁気を感じとるという説があります
アメリカのキートン博士が実験した所によれば
普通の伝書鳩と頭に磁石を取り付けた伝書鳩を放した所
普通の伝書鳩はだいたい巣箱にある方向に飛び立ち
磁石をつけた伝書鳩は四方八方に飛び立つことが分かったのです
3つめに太陽の位置から
これは先程記した磁気説ににていますが
北を決めているのは太陽と体内時計であるとしている説があります
これはドイツのクラーマーやイギリスのマシューズという人が唱えた説ですね
総合してみると見たことがある場所と北が分かった上で
伝書鳩は自らの巣箱へと戻っていくのですね
最近の研究では鳩に超小型GPSをつけて
伝書鳩の飛行経路を辿る実験が行われています
それによると、鳩は同じルートを目指してから行くことが分かってきました
離した鳩たちは高い確率で鉄道に沿って飛んでいったわけ
もしも、私たちが見知らぬ土地に投げ出さて歩いて帰るはめになった時、
国道や県道といった「たどれば必ず帰れる道」に出ようしますね
鳩も同じ事を考えて、目印になる場所に向かおうとします
むやみやたらとあっちこっちに動き回って迷うより
体力を使ってまでも知っている道へ行ったほうが安全であるからですね
なお、伝書鳩は100%相手先に届く保障がありません
伝書鳩の流れを残る鳩レースの統計によりますと
距離が長くなればなるほど鳩が巣箱に戻る確率が低くなっていきます
(鳩が巣箱に帰ってきた率が一桁台になったレースもある)
また、先程書いた毎日新聞社の鳩は、
同じ時に精鋭の40羽が放たれて一羽が奇跡的についたわけですね
理由は、届ける最中に悪天候によって方角がわからずにさまよったり
鷲や鷹、そしてニョアをはじめとする猫など
ぷくっとした鳩を食べようと襲うからです
ニョア宛の手紙を送ろうと伝書鳩を飛ばした場合
旅をしていて到着地点が常に移動していて見つからない、
日本はもとより世界中から手紙が来るので超長距離を飛ぶことになります
本来では伝書鳩がたどり着き届く確率が低いはず
ところが
オスティヌスを激昂して長距離を大慌てで逃げ回っていて
なおかつ海のど真ん中でも無事に届けられてます
こんなのは普通ではあり得ない
そこでニョアの頭にいつもくるっぽーと乗ってるオスティヌスが鍵を握っているかと思います
オスティヌスは伝書鳩でありながら、伝書鳩の仕事をした記載が見当たらないのです
そこで、オスティヌスは手紙を直接届ける仕事はしてないという仮定をしてみました
つまり、オスティヌスが定期的に他の伝書鳩にニョアの位置を伝えている可能性が高いです
GPSならぬOPS(オスティヌス・ポジショニング・システム)ですw
これにより、伝書鳩はニョア(の頭の上)へ帰ってくると思わせれば
どんな所にいてもニョアに手紙を送れ
鳩まるけにさせてしまうわけですね
伝書鳩の方向感覚や飛行経路の固定化についてふまえれば
ルート全部の情報をおくらなずともある程度の軽い情報量で事足りるからです
ニョアがツイッター上で呟いた「焼き鳥」発言を聞き取り、焼き猫にしちゃったことから、
おそらく、発信源はニョアの声で、オスティヌスはそれを感じるようになっているのではないでしょうか?
また、オスティヌスが背後にいることで、
伝書鳩が猛禽類に襲われないようにしている所もあるかもしれません
動物は本能的に火を恐れており
端から見れば、本気モードのオスティヌスは
火の塊が空から襲い掛かってくるので恐ろしいことこの上ないです
また、オスティヌスは酔っ払った猫があつまるモクテンの宴に生きて帰ってきたりもするので
猫たちにも顔を利かせていると思いますwww
(現にニョアは暗喩させるような忠告を他の猫にしてる場面がある)
となると、この能力は何故あるのか?
ようやく登場イゼルニアの話
オスティヌスの実家イゼルニアは険しい山々が連なり、その手前には一面の砂漠地帯
地下には謎の防御壁がはびこって
陸路や地下からではいけないようになってますね
空から行こうとなると、
霧隠れの里に伝わる惑わしの霧がかかっていまて、
普通の人や動物が目的地につくことがまずできない土地になります
よって、イゼルニアにいる生き物は何らかの形で位置を把握する能力を特化させていったというわけ
とりわけ、オスティヌスには特別な力が宿していると思います
ここで、ようやく登場前回ぶんのアトラハシスについてお話に変わります
元ネタのアトラハシス叙事詩とギルガメシュ叙事詩て鳩を出ている所を抜粋してみますと
となりますね
これから、鳩を放したのがアトラハシス本人であるということが分かります
ここで、アトラハシスがヨアであると仮定した場合
オスティヌスはじめとするイゼルニアの山々にいる鳥たちは
ヨアが放したとなるわけです
特に鳩が先発隊で放したのが興味深いですね
これは鳩が必ず方舟に帰る力があることが分かって放したと思います
つまり、アトラハシスやノアは伝書鳩がもつ高い帰巣本能を利用したのです
ヨアはオスティヌスのご先祖様を使って、
イゼルニアで高い山のニムシュ山から
地上がどのようになっているのかを調べていたのではないでしょうか?
OPSはすべての鳥を操ったというアトラハシスの名残なのかもしれません
・・・というわけで、今回はここまで!
オスティヌス一匹でもがっつりいけました!
よくよく考えてみると私たちがニョアやZektbach殿へ手紙を届けるのに大いに頑張ってくれてるのに
なんにもお礼もしてないんですよね
もしもオスティヌスをはじめとする伝書鳩が一斉に仕事をボイコットしてしまったら
我々の気持ちを伝えることもできないなんて、どえらげないことでございます!!!
正しく縁の下の力持ちな彼らに感謝の意を表しますm(_ _)m
伝書鳩さん、いつも手紙を届けてくれて、ありがとう!!!
ここまで書いてあれなんだけども、
私は手紙を送るのに伝書鳩ならぬ伝書ケツァールなので
かんけいがないんよね、うんwww