はい、やってまいりましたよ歌詞考察
まずは情報の集まりが悪いので更新頻度が落ちております
お待たせして申し訳ございませんm(__)m
主な理由として本の取り寄せが軒並み一ヶ月先とか普通になっておりまして
正しくお手上げ状態です\(^o^)/
なので、しばらくは先週のように上げられない日が出て来るかもしれません
ご理解の程宜しくお願いしますm(__)m
というわけで
「火の色の衣」ということを考察していきたいと思います
まずは単純に火の色→赤ということで
赤い色の服に何等かの意味があると考えていきます
日本における赤とは太陽に結び付いていますね
保育園や幼稚園のよいこのみんなに太陽の色を塗らせてみると
諸外国では黄色で塗るのに対して
日本では赤い色で塗られていることが多いです
これは絵本にも見られる光景です
一方、ヨーロッパ各国の赤とは血の色です
英語の「red」フランス語の「rouge」ドイツ語の「rot」なども
血は傷を作らないと見れないので
争いをもたらす色という側面があります
では、世界各国で同じ
赤という色が持つ意味では
魔よけとしての赤があります
神社の鳥居の赤や首里城の赤などの赤はこの意味があります
巫女さんの袴や古代ローマの指導者の服
さらには南米に栄えたインか帝国のミイラなど
両者魔よけとして赤い布を巻いています
身近なもので言いますと口紅の赤
元々は悪い気が口から入るという考えから
それを追い払おうとして
赤い色をぬったのが始まりです
卑弥呼を記した事で知られる「魏志倭人伝」には
「父母兄弟臥息異処 以朱丹塗其身体 如中国用粉也」と
男は顔に朱色で入れ墨をしたという記録が残っています
実際にある赤には辰砂という染料があります
これは硫化水銀(HgS)という物質が主原料で
この水銀が死体を腐らせない効果があったのと
火傷や化膿した皮膚を癒す効果があるので
赤チンになったわけです
漢方薬では朱砂や丹砂という名前で、
鎮静や催眠の効果があるとして今でも処方されています
このことがが更に先程の意味を後押ししたといます
次に火の方から意味をせめていきます
火の役割は大きく分けて二つ
一つは煌々と光る明かりの火
もう一つは物を燃やす火の火
どちらとも大切なものです
その為に火を神格化した文化が生まれたました
有名な所ではイラン北東が発祥のゾロアスター(拝火教)というのがあります
日本における火は家や個人を単位にした固有の火があります
これは竃や囲炉裏の文化が例えられてまして
囲炉裏が一家の中心でして
座る位置で秩序を表すほどでした
ギジリの名前はこの囲炉裏の座る位置の名前を表しています
土間から薪をくべたのでキジリの位置からだとちょうど目の前は薪のままで火が当たり難いです
故に、木の尻(端っこ)→キジリ→ギジリと呼ばれるようになりました
今でも「同じ釜の飯を食べる」というのも
同じ火のもとにを食べるという意味で残ってる言葉です
また、火の穢れは伝染すると考えられてまして
他の火と混じるのを避け、綺麗な火を長く保つようにしました
これが今に伝わっているのが京都にある八坂神社のおけら(朮)参り
12月28日の深夜に禊ぎをした神主さんたちが
檜で新しく火を起こしておけら燈籠にうつし
大晦日の12月31日の夜
竹で作った吉兆縄という火繩にこのおけら火を貰い受けて持ち帰ります
そして正月の朝にこの新しい火を使って
お雑煮を作り無病息災を祈るというものです
さらには時代劇で見るもので出かける時火打ち石を打って、火をふりかける儀式
これに禊ぎのように、新鮮な火で邪気を祓い身体を浄化して
また、家の火で貴方を守ってくれるようにという意味がありました
ちょいと代わった所では火が照らす所では世界の中間地点という意味があります
真っ暗闇では我々知らぬ未知の領域にあり
火の明かりをもってして識別できる領域になると
人が死んだ時に蝋燭を焚いているのも
この曖昧な地点を表すと言われています
さて、ギジリの衣装を見てみますと
赤の色は魔よけとなってる点がありますね
ギジリが使う因縁調伏は呪いの類です
いざなぎ流で触れたとおり
因縁調伏を相手に送り返す技を多種多様揃えてありました
つまり、蛇の使役にも何らかの反響があると思いますし
また、呪いをかけられた人が呪いを返す危険性をはらむ技でもあります
ギジリは陰ながらこの事を恐れていたからではないでしょうか?
また、この火が囲炉裏の火がもつと考えると
家族単位での火を纏うことになります
ここではカガチジンのご先祖様の力といった所でしょうか
纏って身を守っているとも、一族を背負ってる風にも捉えられます
また、囲炉裏でいうキジリは最も火から遠ざけられた場所でもあります
その名前の由来を合わせて考えるとすれば
火の力を補うような形を取ったのではないでしょうか
さらに新たな火、つまり清らかな火を纏ってるとも考えられます
この場合、浄化が目的としており
アンネースが使う殲滅の炎に通じるものがあります
アンネースとギジリは両者とも
「生まれ故郷を焼き払って外へ出た」と共通点があります
日本は水を使う禊ぎの感覚で火にも清らかさがあるから浄化出来ると考え
西洋は火が全てを均一に灰燼に帰していく様を神の鉄槌と見て浄化としてます
なので、ギジリの村を燃やしたのは穢れを落とすお清めの浄化
アンネースのファラリエンを燃やしたのは神の威光を示す浄化と
考え方は微妙に違う点を指摘しておきます
今回はここまで!!!
今回は情報の集まりが悪い!
全体的に一ヶ月先とかはまだ良い方でして
アルバム発売した日のやつが来てなかったりもしますwww
流石にもここまで長いと埒が開かないので
他の図書館で借りたりコピったりして今に至ります
効率悪いが致し方ないのでございます・・・
得に沖縄の民俗衣装の資料がないのが頭を悩ませてます
尾張地区や名古屋、西濃、中濃地区の市の図書館で
琉球の衣装でいい本があるよ!という情報ありましたら
御一報宜しくお願いします!!!!!!m(__)m
後、気になったのが京都のオケラ祭
伝統的な方法で火を起こしてから
おけら燈籠に燈されるまでの3日間は
この火は何処で燃えてるのでしょうかね?
また、この火を持って帰る時にも
なんか子供達がぶんぶん振り回して危ない気もしますね
そんな中「灰をかけて火種は保存出来る」と
囲炉裏談義をしていて祖母が呟いたのをふと思い出し
今のご時世火なんてライターやマッチで簡単につくから
こう昔の火の有り難みとかをたまには伝えるのも必要かなと思いました