テトロア海戦の押さえどころについて | Liber Kukulcan

Liber Kukulcan

いつの間にかZektbach考察が主になっちゃってたブログ

過去の考察をお読みになる際には
更新された日付に基づいて書いているのでご注意を

はい、今回は3日目となります

情報をバッサバッサ切り捨てていくのは口惜しいものであるわけで

発売してしばらくはネタがつきそうにないのでございます


今回は物語のキーポイントとなるテトロア海戦についてのお話

何故場所に争わなければならなかったのか

地図と睨めっこして考えて見ました

まずはテトロア海の基本情報から

広域の意味でテトロア海とは

ガルキア大陸の南側に広がる海洋のこと

マドゥーラやロロ、ミュテスがこの港町の範囲にあるわけ

で、今回指し示しているテトロア海は

ノヴァリスタの南側ゾンネ城眼下の内海の範囲内

この中でドンパチ繰り広げられるわけですな

テトロア海は海賊が主権を握っているとても危険な場所

彼等はマドゥーラやロロ、ディリアといった

テトロア海に面した街に寄港するので

必然的にその場所で闇取引が行われていき

闇社会を成形しているのですな

こういった側面を持つので

そのお陰で自然と地位の低い人たちが集まっているようです

(ニョアの手記65,75)


ただしこの闇社会が全て悪いわけではなく

国が出さないような貴重な情報が集まってくる場所でもあります

ファロがノクスの会えるのは

この界隈の人々が居たからでこそ

(第3章第1節第2話『マングローブの名もなき村』、ニョアの手記55)




さて、ゾンネ城周辺の地図を見てください

ノイグラード王国の首都ノヴァリスタに行くには

このゾンネ城を越さなければいけません


何故このような地にゾンネ城があるかといいますと

ここが交通の要所であるからですな

船から下りて陸路で行くとなれば

ノヴァリスタ平野が広がるここを通るわけです

ロロを通るルートは後輩湿地のアバレイ沼に見事にはまり

マドゥーラだと遠すぎるし砂漠を越えなければなりません

大勢攻め込むならうってつけの場所の守りには

このお城が必要となってきますあるわけ


なお、東側のアゼルガットに行くにしても

オーコアンナ高地にローラリアの丘を避けないといけないとなると

このゾンネ城付近まで下がらないといけません

マタン側はゾンネ城一箇所でノイグラードにとっての脅威

(海賊だとかアゼルガットだとか)を監視できる地点でもあります



また、その北側にあるはファルーンも重要な地点で

ファルーン自体ノヴァリスタ平原のど真ん中の町です

ノクス側としてみればファルーンを占領する事で

長期にわたって睨みが利かせられる場所になり得る

マタン側からすれば

このファルーンはノヴァリスタの延長線上にあります

この町の経由してノヴァリスタから安定的に

武器の補給が可能になるわけです



さらに、ゾンネ城から見て西側に流れる

エストリスタ河(Estrista River)も大きな鍵となります

なぜならこの河はノヴァリスタの裾野の方から

テトロア海へと流れていているからです

ノクス側の船団がこの河を遡る事で

大量の戦力を送り込む事ができるわけです

このルートであれば陸路が約半分で済みます


元来河は物の運搬について重要な道で
イギリスのロンドンもテムズ河の物の運搬の集積場として

あの町が発展していた歴史が実際にあります


ノクスがマラキアと手を組んだり

ミュテス滝の近くに住んでいる

ど田舎のディリアで戦力集めをしたのは

この河の事があってなのではないでしょうか?



なおゾンネ城の南西側にあるはパナン森林地帯

ノクスも居たぐらいだから

ノクスたちはあそこからいっちゃえばいいんじゃない?

・・・と思いの方も居ますでしょうが、あそこは適しません

みっしりとマングローブが生い茂っているので

大国を落すぐらいの人数を通すのには無理がありすぎます



このようにノクス側からしてみれば

ゾンネ城を落す事でノヴァリスタへの足がかりになれるし

マタン側からすれば

たった一箇所押さえる事で海賊の睨みが利かせられる

大切な場所落すわけには行きませんね


戦いの結果がどうであれ、

これが歴史が動く大きな戦いであった事には間違いありません




今回はここまで!

地味ーにあの地図だけでも情報が詰っている件

掘り起こしてビックリ致しましたwww

オノレコスモの材料になれば幸いです