豪華版絵本Ⅳ 罪の始まり | Liber Kukulcan

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いつの間にかZektbach考察が主になっちゃってたブログ

過去の考察をお読みになる際には
更新された日付に基づいて書いているのでご注意を

お待たせいたしました
豪華版絵本の〆です
・・・が、気合い入り過ぎて
洒落にならないぐらい長くなっちゃいました(^^;)
よって、半分ずつきりまして今回は前半部をあげますね


今回はEPIC Ⅳ「PECCATUM」を触れます


なお、KONAMI及びZektbachとは関係なく行っており
以下の文は「非公式」です

「The Epic of Zektbach豪華版」の付属している絵本の内容に触れます
よって、この絵本を持っていること前提に書いてあります

また、今回は宗教について触れる点があるのでご注意下さい

以上の事を了解したかたのみ
お先に進み下さい


・・・宜しいですね?
では、参ります!!!


まずは「PECCATUM」についてから
ラテン語で「罪」を意味しています

また、キリスト教聖書にもあちらこちらに書かれています
この場合「原罪」(元になった罪)という事も指します


キリスト教における原罪とはアダムとイヴの「楽園追放」「失楽園」ですな
(「イヴ」よりも「エバ」のほうがキリスト教的には正しいのですが
ここでは我々に馴染みがある「イヴ」で統一します)
出展は主に旧約聖書の創世記第2章及び第3章からです

まずは神はこの世を7日で創りました
1日目混沌とした暗闇から光を作り、昼と夜を
2日目は空(天)を
3日目は大地と海、植物を。4日目は太陽と月と星を
5日目は魚と鳥を
それぞれ生み出したり生まれたりして
6日目の日には獣と家畜
そして、神に似せた人を創りました

(因みに7日目は神様は休みました
これに習って「安息日」「聖日」がキリスト教の休みです
これが元で1週間が7日で日曜日が休みなわけ)

この神に似せた人は神様が土をコネコネして創り、「アダム(Adam)」と名付ます
(名前の由来はヘブライ語で「土」「地面」から)
神はエデンの園に彼を置き、
また、神は「一人は良くない」と
眠っていたアダムのの肋骨から「イヴ」を生み出しました
この二人が人間の祖先というわけ

彼らは「海の魚、空の鳥、地の全ての獣や這うものを治める者」という意図から作られました。(第1章26節)
(過去には白人が原住民を屈服させる理由として
この節を使われたことがあります・・・)

二人は裸でありながらも、なに不自由なく暮らしていました
それは神様の愛がたくさん受けていたからとも言われてます


さて、彼らがいたエデンの園には二つの樹が生えてました
一つは生命の樹(マルクトの名前の由来になったもの)
もう一つは知恵の樹です
(聖書によっては複合して一本になってる所もある)この知恵の樹が大きな問題を引き起こすのです
知恵の樹には真っ赤な知恵の実がなってます
食べると知識を得ることが出来るそうです

なお、世間一般では知識の実=りんごとなってますね
しかしながら、エデンの園があるとされる地域では
りんごはあることながらもそれは原種で
とても小降りで、味はジャリジャリのシャゴシャゴして
とても食べれるものじゃありません(^^;)

この実に関して、神はアダムとイヴにこういいました
以下聖書、創世記3章16~17節より

神である主は、人に命じて仰せられた。
「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。
しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。
それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」

・・・つまり、エデン内は自由だが、知恵の実だけは食うなというわけ
こんな言い付けがあったんですね


ある日、アダムとイヴの前に蛇が現れました
この蛇は悪魔サタン
彼は「ルシフェル」という神に愛された天使でしたが
彼が「私は神より優る」と高慢した為に天から堕ちました
所謂堕天使ですね
今ではルシファーと呼ばれ
地獄の王となってるとかなってないとか・・・
(なお、この記載は旧約聖書からではなく、ヨハネの黙示録からです
第4章が黙示録が関わってるので、ここに書きました)

話は戻しまして、
この蛇は知恵の実を食べようとアダムとイヴに唆したんですね
これに乗ったアダムとイヴは一口食べてしまいました
すると彼らは知恵をつけてしまった為に
己が裸である事を恥じてしまいます
慌てて、無果実の葉で体を隠しました

この異変に気がついた神様
アダムとイヴに
「お前が裸であることを誰が告げたのか。
取って食べるなと命じた木から食べたのか。」
と問いただすと
アダムは
「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、
木から取って与えたので、食べました。」
また、イヴは
「蛇がだましたので、食べてしまいました。」
と答えたのです
二人は神の約束を破るだけではなく
アダムはイヴに、イヴは蛇に責任転嫁したのです


この事に神は怒ります
アダムから生まれたイブはアダム(男)を必要とし、
新たに人が生まれる時(出産)に苦しみを強いられます
また、土から生まれたアダムは
土から土に逝くようになりました(つまり死ぬこと)
そして、土から食べ物を得るように強いられたのです(労働)


こうして、罪を侵したアダムとイヴは
エデンの園から追い出されてしまいました
神は知恵をつけたアダムとイブが再び知恵の実を食べると恐れたからです

なお、知恵の樹は大天使ケルビムと
煌めく剣から出される炎によって護られてます


これがキリスト教が考える原罪です
このことが如何なる罪なのかなど
宗派によって解釈がかわりますが
これが我々に課せられた罪の元という認識には代わりありません

本日はここまで!
まずはキリスト教の原罪説明で
この前のオフ会に来て下さりました雅殿にご協力頂きました
真に有り難うございますm(_ _)m

私自身キリスト教には詳しくないので
キリスト教徒である雅殿の情報はかなり貴重でした!!!
彼女の情報と、こちらのキリスト教図鑑で調べたことが書かれてます
実際の聖書手に取って読んでも
抽象的すぎるんでギブアップしました(^^;)
とても有り難いっす!!!

まあ、ここでアダムとイヴに触れたのは
Zektbach殿が随所にこの小ネタを挟むから
Turiiの絵巻物ムービーの上らへんは
この話ではないかという説が有るし
カガチジンの話やアギオナ機関の紋章の蛇
マルクトの生命の樹が現れたり
まだまだたくさんちりばめられてます

最近はTOMOS・・・じゃない、Zektbach殿の知識と競走してますw
理系と宗教とRPGが混ざった世界
恋しいものが詰まった世界
ぐるぐる回って現れた先に、本質があるかなwww
全ての事柄に触れてみたい・・・