久しぶりに叙事詩公開が来たので
それの考察+名前の由来まとめでございますw
題名も統一する必要が出てきましたな・・・
今後暇な時に一気に改装しなければいけませんな
さて前回1話では、アゼルガット国の守りの要であるドロア要塞が
ノイグラード軍に攻め入られる直前で終わりました
まだこのときシャムシールは齢15歳、いかに彼女が凄いかが分かりますね
そして司令室にはサンダルウット、イランイランと香りが広がる中に彼女が居るわけです
サンダルウットとは「白檀」のこと
インドでは「涼を呼ぶ木」とも言われるほど香木の代表で
古来から日本でも仏壇の材料にも利用されているほどですな
匂いには精神を落ち着かせる効果が抜群にあり、
インドの寺院ではこれを焚いて瞑想するんだとかw
でもってイランイランも香油
イランイランという名は現地のマレー語で「花の中の花」という意味だそうな
香りはエキゾチックで柔らかくて甘い、女性の魅惑的な匂いで
嗅げば感情の高まりを鎮めて、喜びや幸せな気持ちをもらたすとされています
ちなみにインドネシアでは新婚カップルのベッドに、
イランイランの花びらをまき散らす風習があるそうな・・・
なお両者とも嗅ぐと心拍数が抑えられるので
この調合は戦の前の精神統一にはもってこいw
さらにこの組み合わせは結構相性もよく
サンダルウッド、イランイラン、ジャスミンを3:2:1の割合で調合したものが有名
香りはいわゆる「大人の女性」のような感じだとか・・・
まさしくシャムシールが嗜むような香りというわけですなwww
とどのつまり彼女は戦前の精神統一に加え
女の魅惑も一緒に磨いていたようですw
そして彼女は名弓「ヴァルナ」を用いて大群に迎え撃つわけで
ヴァルナの由来となったのは
アーディティヤ神群と呼ばれる古代インドの神々の中の1人
ヴァルナ(Varuna)で青空という意味を持つそうな
時代によって守護するものは変わって生きましたが
3つの世界を作ったもの、契約と正義の神、水を治める者という重要な神様w
空を支配していたというか創った神様の名をつけられているだけあって
弓の威力もすさまじいものでしょうなw
でここで生まれる疑問
なぜシャムシールは投石器を狙ったのか?
・・・というよりも投石機を壊せるのか?ということですね
結論から言っちゃいますと可能ですなw
投石器とは文字通り、石を投げ込む武器で
主に城壁を壊す事に利用されていた武器
そのほかにも火の玉を投げ込んで城を燃やしたり
死んだ人を投げ込ませて疫病を蔓延させたりもしたそうな
でもって主に
・弓のようなもので弾き出す(スリング・バリスタ)
・動物の腱などの弾力とてこの原理で飛ばす(カタパルト)
という2種類存在しているようです
ここは時代背景を考えると後者の模様
そして巨大なためにその場で即席作られる武器だったようです
わざわざ敵国まで運ぶのにそこに人力を割くよりも
その場でつくった方が好まれたようです
つまり我々が思うよりもインスタント的な要素が含まれていて
かつ、簡素なものであったという事w
ここから考えられるのは
単に作り方が悪くてノイグラード軍が自滅したというお間抜けな結果w
現にノイグラード軍のほうが圧倒的優勢だったのは明確
そこから隙が生じていてもおかしくは無いでしょうか?
厳密に言うと惰性を制御するために結構頑丈な作りになっていまして
特に打ち出すところを壊すのは難しいようです
なのでシャムシールは足元の車輪を狙ったようで
上の投げる所よりも簡素な作りでかつ、重さも掛かっているわけですから
狙えば何とかバランスを崩す事ができたと思います
結果的に言うとシャムシールは巨大なもので立ち向かうよりも
相手の戦力を利用して逆に追い込んでいったようです
ここから見えるシャムシール像は
女の色気を出しつつも知恵を出して勇敢に戦う姿ですな
女の魅力を引き出す香りや弦楽器を嗜んでいるも
的確に戦況をひっくり返す知能と戦況のど真ん中に飛び込む勇気・・・
ある意味で最強の女戦士といっても過言は無いようですw
最後に気になったのは
この戦にノクスの育ての親であるアドフークが参加していた事
アドノエルの息子というのも驚きでしたが
若かれし彼が先発隊を任されていたことにも注目
まさしく騎士の鏡であったんでしょうな・・・
今日はここまで!
女らしいシャムシールのお話はわくわくして読ませてもらいましたwww
自分の質問でこの話が出てきたのなら
何か誇らしい気もするし、人を動かせるんだなって思いました
女の子は女の子らしい事は何かしらしているものなのね・・・
あとサンダルウットとイランイランの組み合わせを調べた時
真っ先に浮かんだ言葉w
やっぱり中の人はすけべですねwwwwww
あの組み合わせは官能的になるムード全開の組み合わせだったわけで
特にインドネシアの話もそうだけれども
イランイランって夜の営みには最高の香料なんですよwww
昔の異名も捨てたものじゃないな・・・