さて、前回に引き続き考察です。
でもこれって未来に対して書いている事だから
コメントとか返せれないのが本当に辛い・・・
でも、時間があれば返しますよ。絶対に!!!
『コメントを頂いたら返す』
なにげにこれ、私のモットーね。
さて今回考察するのはこの部分
同じ戦いを私たちはできると望んでいた、真の正義のために
砂丘、飢えた人々。何処に去り行くの・・・
です。
前回で指摘したとおり、この部分は対句法となっていまして、
ここではノクスの事を指しています。
ちなみにノクス、マタンの順ではなくマタン、ノクスの順になっています。
おそらくは、姉弟順かな?
あるいは・・・まぁ、初期の作品なので構想が固まってない
・・・・・・もとい、混沌に包まれている頃だから語る順が逆さになったのかも。
さて、ノクスは元々はマタンと共に王子様になるはずだったの男の子
しかし、ノイグラード王国ではリスタチアの「トリスアギオン」は
女性でしか受け継がれないのでノクスは捨てられてしまいます。
この件については後付けの様な気が最近はしますが
(第四章第一話第二章で建国間の無い頃の事が書かれており
そこの中では「王」と記載されている)
生まれてすぐに捨てられた事は間違いあいありません。
しかし、父と慕うアドフークにより、城から抜け出し育てられます。
公の文章では「捨てられた」になっていますが、画集の方でアドフークの欄には
『ノクスと城から姿を消した』となっています。
おそらくは権力者は実際には捨てるような事(殺すとか?)をしてたのを
寸前にアドフークが拾い、城から抜け出したと思われます。
いくら相応しくないとはいえ、王子様であるわけですからね
ノクスの服装が豪華なのもアドフークのおかげ
剣の指南役だった事に加え、立派な男の子に育て上げています。
次第に大きくなるとノイグラードの現状が分かってくるようになったようです。
砂丘、飢えた人々。何処に去り行くの・・・
とあるように、現実的には過剰の搾取や農業地の貧困化とかで
隣国のアゼルガットへ行くものや流浪の民として歩く人々もいるようです。
この現状からノクスはこの国のことを疑問に思ったのかな?
彼の生い立ちにが彼自身はおそらくアドフークから言われたと思いますが・・・
マラキアと手を組んで国を変える為の戦争
・・・つまり反乱軍として身を投じた。
しかしそれは調和からどんドン外れることに・・・
この有様を変えようとしているノクスをマタンは無意味な戦争と感じている。
マタンが籠の鳥だった故のずれですね
そこに加え母親のエメが戦死して、ますますノクスはマタンを恨み憎むようになる
そこから己がくるって行くようなのでした・・・
・・・と大雑把に生い立ちをなぞるとこうかな?
ですが私は、彼は本当はノクスと交えたくはなかったのではないかと思います。
同じ戦いを私たちはできると望んでいた
の部分。
原文ではSame fight we could I hope,for the genuice justice
となっています。同じだからこそ分かち合いたかったのか?
「wish」ではなく「hope」を使っている辺りに
なんか望みを託しているような気がしてならないんだよなぁ・・・
同じだから分かち合いたかったのか?
同じ使命、同じ思いなのに何故彼らはすれ違わなければならなかったのだろうか?
あぁ、哀しきや