ゼクトバッハ叙事詩第4章第1節第2話考察   ~黒の中で~ | Liber Kukulcan

Liber Kukulcan

いつの間にかZektbach考察が主になっちゃってたブログ

過去の考察をお読みになる際には
更新された日付に基づいて書いているのでご注意を

昨日はあんなことを書いたけれど、やっぱり続けていきたいからできるだけ

書いて行こうかなと思います。朝の5時おきでw

なのでまだ寝ぼけながら書いてますwww

・・・でもなんでこんなものに時間を割くのだろう?


朝見に行ったらニョアさんはバカンス中でしたが、Storyが更新されていました

・・・なになに?φ(.. )

ほう、ファラリエンの人々のことだな

でもアポカリプスソード黒!

ファラリエンの民の事はまずおいといて、

まずはアポカリプスソードが何故黒いのかの個人的な解釈と行きましょうか



アポカリプスソードの持つ意味とは「審判」である事が

MAYAさんの画集の中に描かれています

では審判と黒とはどういう関連性があるかというと、

黒は絵の具を混ぜてもすぐにはその色には染まらない

そこから黒=何色でも染まらない色=中立という図式が成り立ち、

その発想から中立な者が着る服として定着したそうな

なので、日本の裁判官やスポーツの審判は黒い服を着ている


そう考えればポップンのアンネースも真っ黒だし納得はいく。

なんてったって彼女は裁く者だからね。

しかし一歩間違えるとその衣装は死神と捉えられる事もあるかも・・・



では次にファラリエンの民のご先祖様の由来ですな

彼らはファラリエン建国時代に疫病に掛かった者たちで

追放させられた人々の生き残り

おそらくは建国したてなので

王はその国の礎を揺らぎたくなかったんでしょうね

また、民は従順だった事も考えられます

追い払う事もためらわれてない様子でしたから・・・


これと通じるものとして、黒死病が上げられます

ペストといったほうが分かりやすいかもしれませんが

これは14世紀のヨーロッパで大流行した疫病で、

インフルエンザのような症状と共に皮膚に黒い斑点が出来て死にいたる

これにより当時の人口の約3分の1は死んだといわれています


当時、伝染の事もわからず人々は混乱に陥りました。

そこから感染者を船に乗せるという行為は行われていたらしく

それが宗教じみたものでもあったようです。

他にも高い塔の上から黒い猫を放り投げてペストを撃退するなんて事も

あったようですなw

これが今でも行われていたらニョアはポーンと

塔から投げ出される羽目に陥っていたかもしれませんwww


おそらくはこれが元となっているんでしょうな

今では抗菌剤を発見され、お目にかかることはありませんが

当時にしては社会の仕組みをも変える大惨事だったんですね。

(そういえば第四章のZektbashさんが名乗った「Catastrophe」って

災害って言う意味もあったな・・・)



さて、彼らはたまたま流れ着いた(あるいはリスタチアにひきつけられた?)

島の中で疫病を鎮めることができる水を発見します

前にもかいたように泉とは再生や生命の象徴でもある

この事が前面に押し出されていますね

まぁ、彼らはどういう経緯でこういって船に乗せられていたかなんて

気が付かないわけですけれどね、これが奇跡をもたらされたのは事実

読んだだけでもものすごく神ががっています


でもって極めつけは受胎告知ですかw

いわゆる性行為を行っていないのに生まれる赤子と母親の事で

イエス・キリストとマリアと同じですな

島の人々が神の水から生まれたアンネースを大切に扱っていたんですね

・・・ということはアポカリプスソ-ド自ら生み出されたっていうことになるな。

もしかしたらアポカリプスソードは手駒を揃える為に奇跡をもたらしたとか・・・



・・・ヨーロッパとキリスト教が密接に関わってくるな、第四章は。

猛烈に聖書とかを読みまくったおかげで多少は分かったみたいで、

まさかこういう感じで自然と身に付くとは・・・


彼らが忘れた記憶の中で歩み、過ごす日々は幸せなんだろうか?