時差ぼけで寝れないので、続いて2回目の旅行記です。
一つ前に、「真美(しんび)」に触れたと書きました。
「真美」とは僕が作った造語です。多分辞書には載ってないと思います。
その辺は分かってて、わざと間違って使っているのでヨロシク!!
今回からは、「真美」をパートに分けて記していこうかなと思います。
色々とありすぎるので、パートごとに3つづつ代表的なものを(時系列順に)挙げていこうと思います。
初回は、この旅行で出会った「芸術(art)」について書こうかな。
ということで、今回は「芸術(art)」です。
1、ネフェルティティの胸像(ベルリン旧博物館にて)。
この作品は約3000年前のエジプトの王妃の胸像。
皆さんご存知のツタンカーメン。
ネフェルティティは、彼の一つ前の王の后(きさき)であった。
古代エジプトにおいて、王や王妃は神格化されていて、像も神のような完璧な存在として誇張され作られることが多かった。しかし、この像は神がかった胸像ではなく、ひどく人間的な像になっている。
それは、顔の皺や首筋の皺を見てみるとわかる。少し年をとった女性のリアルな姿が描かれている。
この像はひたすら美しかった。3000年前のものとは思えない。
神格化されていない、生身の女性としての美しさが垣間見れた。素晴らしかった。鳥肌だった。
30~40分ほど鑑賞してしまった。美術館を出ようとしたが、また戻って干渉してしまった。
この像は、その美しさからベルリンのシンボルにもなっている。
グッズがベルリンの各所で売られているし、ポスターなんかにもなっている。
この胸像は、エジプトの3大美術の中の一つとしても有名らしい。
確かに、こんなにも色が残っていて、しっかりと欠けずに残っているのは凄い事だ。
ちなみに残り二つは、書記坐像(パリ・ルーブル博物館)、ツタンカーメンの黄金マスク(カイロ博物館)。
ルーブルのものは、この旅行で見ました。でも、ネフェルの魅力には勝れなかったな。
ドイツ・フランスでエジプトのものに触れ、エジプトに思いを抱くようになった。
昔(小学校)からの夢。それはエジプトの遺跡を巡ること。
小学生の時の夢は、サッカー選手でもなければお金持ちでもなかった。
小学生にしてみりゃ激シブな夢。僕の夢は考古学者だった。それを思い出させてくれた胸像だった。
いつかはエジプトに行かなきゃな~☆
2、数々のウォーホール作品(ベルリン・ハンブルガー・ホーンホーフ現代美術館)
この写真は、中国の毛沢東を描いたもの。
今回の旅行で沢山のウォーホール作品に出会ったが、これが最も衝撃的。
ドイツ(ベルリン・ケルン)には現代アートが豊富だ。
多分それは、僕の知っている限りにおいてはパリの比じゃない。
ドイツでは、有り得ないほど沢山のウォーホール作品を目にした(他の作品も沢山あるけどね)。
また飾り方も大胆かつ繊細なものだった。
この美術館は、今まで見たどこよりも飾り方が素晴らしい。
というのもこの場所は、昔駅舎だったから。パリ・オルセー美術館も駅舎だったようだけど、ここの方が広い。
スペース(奥行き・高さ)が半端ない。そんなとこに贅沢にもドンと置いてあるから、もうしょうがないよね。
鳥肌しか立たなかった。
この毛沢東の絵も、高さが4~5メートルある(隣に人がいるから比較できるでしょう)。
正直言うと、ウォーホールはそんなに好きというほどでもなかった。
しかし、この旅行で変わった。色彩の感覚と配置の感覚がズバ抜けている。
いくつもの作品を見ているうちに、ウォーホールに対して何も反発心を覚えなくなった。
彼は素晴らしい。それしか要らなくなった。
ネフェルといい、これといい何ともいえない出会いがドイツにはあったものだ。
3、バスキア「スレイブ・オークション」(パリ・ポンピドゥ現代美術館)
バスキアは27歳でなくなった黒人画家。ウォーホールとも仲が良かったらしい。
僕は現代美術の中でバスキアが一番好きだ。でも、彼の作品を生で見たことがなかった。
彼の作品は、美術館にはあまりないようなのだ。
この旅行に出る時、僕はパリへあまり足が向かなかった。
気が向かなかった。パリはベルリンのついでくらいに考えていた。
そんなことは、普通の人なら考えられないかもしれない。
「パリ?行ってみたーい。」というのが普通かもしれないが、何故か僕の足は重かった。
実際行ってみて、やはりあまり好きにはなれない街だった。
別に嫌いでもないけれど、そんなに言うほどでもないというのが正直なところ。
どうやら相性が悪いらしい。それはしょうがないな。
しかし、この絵はそんな思いも吹き消す力があった。
「パリに来て良かった。」絵と出会った夜に思ったのはそんな言葉だった。
この作品を見に、僕はパリに行ったのかもしれない。
そう思うより他がなかった。
この絵の前にも40~50分立ち尽くさせてもらった。
鳥肌は勿論、涙が出そうになった。
「こんな絵をバスキアは俺と同じ歳で描いていたのか?」
バスキアの絵には勢いがある。熱がある。命がこもっている。
また、色彩感覚が素晴らしい。
写真では分からないかもしれないが、赤い絵の具が何滴かカンバスに飛び散っている。
じっと見つめているうちに、それが全体のバランスをとっている事に気づいた。
本当に素晴らしかった。
パリのこの美術館がベルリンに勝るとしたら、この作品と展示方法だろうか。
まあ、この作品だけでもパリへ行く価値は十分にあるけど。
この美術館の展示方法は、テーマごとに(戦争とか男女とか)分かれていて、
理解しがたく、とっつきにくい現代アートを分かりやすく見せようとする工夫が良かった。
~番外編~
番外編として、グラフィティを載せる。
ドイツ(ドイツだけではなくEU圏)はグラフィティ文化が盛んなところだ。
しっかし、ドイツはすごい。
上の左の写真は、旧ベルリンの壁(イーストサイドギャラリー)に描かれているもの。
高さは4メートルほどで、この他にも約2~3キロの間にいくつもの作品が描かれている。
僕にとってこの作品は、中でも印象的だった。ベルリンの壁に阻まれた人々の嘆きを描いたものだ。
右の作品のように質の高いグラフィティは、市内のあちこちで見られる。
この写真のものは、新進気鋭のアーティストが集まるアパートメントの裏にあったものだが、
この地区にはギャラリーも沢山あり、グラフィティの質も格別高い。
ベルリンは、グラフィティが沢山あるからか、僕には一昔前のNYのような都市に感じられた。
とは言っても、昔のNYを知るわけではないが、VTRや話に聞くところによるとそんな気がする。
僕がNYへ行った時には、どこもかしこもキレイになっていたが、ベルリンは違った。
街にグラフィティが溢れ、少し危ないような、すさんだ様な雰囲気を醸し出していた。
また、地下鉄の駅や列車の車体にも、グラフィティが凄かった。
しかしベルリンは、ヨーロッパの雰囲気(街並み)も持っているような所だった。
それは丁度、NYとPARISを掛け合わせたような都市というのが、あてはまるだろう。
あの都市は、熱情に溢れた都市に思えた。しかも攻撃的で、刺激に満ちているような街だ。
まだまだ街や文化としては発展途上で、成長を続けている。だから、これからが益々面白そうだ。
10年たったら、違うものが見れそうで、また行ってみたいものだ。
そんな感じで終わります。
続く‥。
一つ前に、「真美(しんび)」に触れたと書きました。
「真美」とは僕が作った造語です。多分辞書には載ってないと思います。
その辺は分かってて、わざと間違って使っているのでヨロシク!!
今回からは、「真美」をパートに分けて記していこうかなと思います。
色々とありすぎるので、パートごとに3つづつ代表的なものを(時系列順に)挙げていこうと思います。
初回は、この旅行で出会った「芸術(art)」について書こうかな。
ということで、今回は「芸術(art)」です。
1、ネフェルティティの胸像(ベルリン旧博物館にて)。
この作品は約3000年前のエジプトの王妃の胸像。
皆さんご存知のツタンカーメン。
ネフェルティティは、彼の一つ前の王の后(きさき)であった。
古代エジプトにおいて、王や王妃は神格化されていて、像も神のような完璧な存在として誇張され作られることが多かった。しかし、この像は神がかった胸像ではなく、ひどく人間的な像になっている。
それは、顔の皺や首筋の皺を見てみるとわかる。少し年をとった女性のリアルな姿が描かれている。
この像はひたすら美しかった。3000年前のものとは思えない。
神格化されていない、生身の女性としての美しさが垣間見れた。素晴らしかった。鳥肌だった。
30~40分ほど鑑賞してしまった。美術館を出ようとしたが、また戻って干渉してしまった。
この像は、その美しさからベルリンのシンボルにもなっている。
グッズがベルリンの各所で売られているし、ポスターなんかにもなっている。
この胸像は、エジプトの3大美術の中の一つとしても有名らしい。
確かに、こんなにも色が残っていて、しっかりと欠けずに残っているのは凄い事だ。
ちなみに残り二つは、書記坐像(パリ・ルーブル博物館)、ツタンカーメンの黄金マスク(カイロ博物館)。
ルーブルのものは、この旅行で見ました。でも、ネフェルの魅力には勝れなかったな。
ドイツ・フランスでエジプトのものに触れ、エジプトに思いを抱くようになった。
昔(小学校)からの夢。それはエジプトの遺跡を巡ること。
小学生の時の夢は、サッカー選手でもなければお金持ちでもなかった。
小学生にしてみりゃ激シブな夢。僕の夢は考古学者だった。それを思い出させてくれた胸像だった。
いつかはエジプトに行かなきゃな~☆
2、数々のウォーホール作品(ベルリン・ハンブルガー・ホーンホーフ現代美術館)
この写真は、中国の毛沢東を描いたもの。
今回の旅行で沢山のウォーホール作品に出会ったが、これが最も衝撃的。
ドイツ(ベルリン・ケルン)には現代アートが豊富だ。
多分それは、僕の知っている限りにおいてはパリの比じゃない。
ドイツでは、有り得ないほど沢山のウォーホール作品を目にした(他の作品も沢山あるけどね)。
また飾り方も大胆かつ繊細なものだった。
この美術館は、今まで見たどこよりも飾り方が素晴らしい。
というのもこの場所は、昔駅舎だったから。パリ・オルセー美術館も駅舎だったようだけど、ここの方が広い。
スペース(奥行き・高さ)が半端ない。そんなとこに贅沢にもドンと置いてあるから、もうしょうがないよね。
鳥肌しか立たなかった。
この毛沢東の絵も、高さが4~5メートルある(隣に人がいるから比較できるでしょう)。
正直言うと、ウォーホールはそんなに好きというほどでもなかった。
しかし、この旅行で変わった。色彩の感覚と配置の感覚がズバ抜けている。
いくつもの作品を見ているうちに、ウォーホールに対して何も反発心を覚えなくなった。
彼は素晴らしい。それしか要らなくなった。
ネフェルといい、これといい何ともいえない出会いがドイツにはあったものだ。
3、バスキア「スレイブ・オークション」(パリ・ポンピドゥ現代美術館)
バスキアは27歳でなくなった黒人画家。ウォーホールとも仲が良かったらしい。
僕は現代美術の中でバスキアが一番好きだ。でも、彼の作品を生で見たことがなかった。
彼の作品は、美術館にはあまりないようなのだ。
この旅行に出る時、僕はパリへあまり足が向かなかった。
気が向かなかった。パリはベルリンのついでくらいに考えていた。
そんなことは、普通の人なら考えられないかもしれない。
「パリ?行ってみたーい。」というのが普通かもしれないが、何故か僕の足は重かった。
実際行ってみて、やはりあまり好きにはなれない街だった。
別に嫌いでもないけれど、そんなに言うほどでもないというのが正直なところ。
どうやら相性が悪いらしい。それはしょうがないな。
しかし、この絵はそんな思いも吹き消す力があった。
「パリに来て良かった。」絵と出会った夜に思ったのはそんな言葉だった。
この作品を見に、僕はパリに行ったのかもしれない。
そう思うより他がなかった。
この絵の前にも40~50分立ち尽くさせてもらった。
鳥肌は勿論、涙が出そうになった。
「こんな絵をバスキアは俺と同じ歳で描いていたのか?」
バスキアの絵には勢いがある。熱がある。命がこもっている。
また、色彩感覚が素晴らしい。
写真では分からないかもしれないが、赤い絵の具が何滴かカンバスに飛び散っている。
じっと見つめているうちに、それが全体のバランスをとっている事に気づいた。
本当に素晴らしかった。
パリのこの美術館がベルリンに勝るとしたら、この作品と展示方法だろうか。
まあ、この作品だけでもパリへ行く価値は十分にあるけど。
この美術館の展示方法は、テーマごとに(戦争とか男女とか)分かれていて、
理解しがたく、とっつきにくい現代アートを分かりやすく見せようとする工夫が良かった。
~番外編~
番外編として、グラフィティを載せる。
ドイツ(ドイツだけではなくEU圏)はグラフィティ文化が盛んなところだ。
しっかし、ドイツはすごい。
上の左の写真は、旧ベルリンの壁(イーストサイドギャラリー)に描かれているもの。
高さは4メートルほどで、この他にも約2~3キロの間にいくつもの作品が描かれている。
僕にとってこの作品は、中でも印象的だった。ベルリンの壁に阻まれた人々の嘆きを描いたものだ。
右の作品のように質の高いグラフィティは、市内のあちこちで見られる。
この写真のものは、新進気鋭のアーティストが集まるアパートメントの裏にあったものだが、
この地区にはギャラリーも沢山あり、グラフィティの質も格別高い。
ベルリンは、グラフィティが沢山あるからか、僕には一昔前のNYのような都市に感じられた。
とは言っても、昔のNYを知るわけではないが、VTRや話に聞くところによるとそんな気がする。
僕がNYへ行った時には、どこもかしこもキレイになっていたが、ベルリンは違った。
街にグラフィティが溢れ、少し危ないような、すさんだ様な雰囲気を醸し出していた。
また、地下鉄の駅や列車の車体にも、グラフィティが凄かった。
しかしベルリンは、ヨーロッパの雰囲気(街並み)も持っているような所だった。
それは丁度、NYとPARISを掛け合わせたような都市というのが、あてはまるだろう。
あの都市は、熱情に溢れた都市に思えた。しかも攻撃的で、刺激に満ちているような街だ。
まだまだ街や文化としては発展途上で、成長を続けている。だから、これからが益々面白そうだ。
10年たったら、違うものが見れそうで、また行ってみたいものだ。
そんな感じで終わります。
続く‥。