andymori 『革命』 2011年6月8日発売
XQFQ-1114 Youth Records
ドラムの脱退・新規加入を経て、andymoriからの約1年4ヶ月ぶりの3rdアルバム。
今回は冒険作だったと思う。これまでの2作にはあったvo.小山田独特の歌詞世界はなりを潜め、平素な話し言葉のような歌詞で勝負してきた。結果は一長一短といったところか。1作目でいえば『ベンガルトラとウイスキー』、前作でいえば『CITY LIGHTS』のような“超”がつくほどの名曲は見つけられないが、アルバムとしての一定のテンションやムードのようなものは保たれている。
歌詞のクロスオーバーも少ない、というか極端に減っている。コレは少し痛い。あの「アルバム」としての演出方法は非常に聴いていて楽しかったからぜひ続けてほしかった。ただ1曲目『革命』では前作『ファンファーレと熱狂』を思い起こさせ、思わずニヤリ。そして今回ぜひ聞いてほしいのは8曲目『peace』。サビでのシャウトはandymoriというバンドの殻をも破る強力な一声である。
『革命』とは大それた題名だ。だが、彼らが前作で礼賛したこの世界は不完全なものであった。この世界が正しい道に進むには文字通り『革命』が必要なのだ。その革命の指導者は、ガンジーのような指導者でもナポレオンのような英雄でもなく、我々一人一人の内なる心の声である。そんなことをこのアルバムは語りかけている。
