Base Ball Bear 左『Cypress Girls』 右『Detective Boys』 2010年9月29日発売
CG:TOCT-26995/DB:TOCT-26996
EMI ミュージック ジャパン
これすごい。これまでベボベっていってしまえばミスチルやバンプみたいに、作詞作曲をするヴォーカルのその才能のみに支えられてるバンドだと思ってた。もちろんそれが悪いものだと思ってないし、その才能が半端ないからいいものはいいものなわけで、ただそういうバンドってメンバー内でその才能に0.01%でも疑問が生まれちゃうと結局全部ダメになるような、そういうものだと思ってた。
けどこのベボベのアルバムどちらもすごくって、いわば「表現者」の小出の才能を「演奏者」としてのBase Ball Bearがはるかに凌駕してる。わかりづらいかな・・・えっと、いいかえると各曲の核になるものを作ってるのは確かにヴォーカルの小出なんだけど、メンバーによるアレンジのおかげで演奏面での各曲の個性が爆発してて明らかに小出個人の域にとどまっていない。
セルフプロデュースってのも大きい。はっきり言っちゃえばこのアルバムの曲、一部を除いてほぼメジャーでは「売り物」にはならない性質のものである。これまでのベボベの音とは違うし、かといって売れるような曲調のものもほとんどない。ちゃんとしたプロデューサーがついてたら絶対にGOサインなんて出さない、というか出せない。ただ、セルフプロデュースでしかもコンセプトアルバムという点である意味ワガママを通したっていうか。いや、多分これをやることが絶対彼らのこれからにつながると判断したからのリリースなんでしょう。
欲を言えばせっかく2枚に分けたんだからもっと2枚の性格付けをしっかりしてほしかった。例えば『Cypress Girl』のほうは全部しおりんヴォーカルとか。はたまたどっちかは全部ゲストヴォーカルとか。あと内容に関係ないけどもうちょっとジャケットで遊んでほしかったな・・・2つとも同じって。ちょい萎え。
個人的には『Cypress Girls』の『Shine On You Cypress Girls』のThe Smithsっぽいネオアコが最強すぎる。あと同じく『Cypress Girls』収録、しおりんのゴリゴリベースではじまる『檸檬タージュ』も好きです。こちらはどっちかといえばこれまでのベボベに一番近い曲ですが小出の歌い方がスゴイいいです。
あーやっぱ武道館のDVD買おうか・・・ちなみに、その正月の武道館行ってます。次の日の下北も行ってます。言えよってはなしですよね、はいすいません。

