斎藤和義 『ずっと好きだった』 2010年4月21日発売
代表曲と名曲は似ているようで違う。たとえばユニコーンは「大迷惑」「素晴らしい日々」「WAO!」など代表曲が多い。対してブルーハーツは「人にやさしく」「TRAIN-TRAIN」「チェルノブイリ」など名曲が多い。まぁ彼らはそれと同じくらい代表曲も多いが。
そして斎藤和義も名曲が多いアーティストである。「歩いて帰ろう」「歌うたいのバラッド」「幸福な朝食、退屈な夕食」などなど。そして、この最新シングル「ずっと好きだった」も彼の新たな名曲である。
伝えられなかった思いを伝える、遅すぎる春。後悔の気持すらにじみ出るその歌詞を、クラスのマドンナとともにもう一つ青春を捧げた存在であるビートルズへのオマージュ・ソングで歌い上げる。まさに大人の青春である。
そしてやっぱりPVがいい。4人はもちろんは後ろのギャラリーや屋上の雰囲気まで似せてくるあたり、相当のビートルズ愛を感じる。個人的には2丁拳銃の小堀、激ツボ。
最後に言っておきたいが、この曲のイントロを「ビートルズ風」と言ったり書いたりしている人たちがいるが、明かなる間違いである。あのイントロは永遠のロックンロール・スタンダード、チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」である。
