MGMT 『Congratulations』 2010年4月7日発売
世界に叫びたい気持ちでいっぱいである。これほどまでに素晴らしいサウンドをボクの耳にまで届けてくれて本当にありがとう。そして、このアルバムの名の通り『Congratulations』と。
昨今USインディーシーンで人気が再復興してきたサーフロックと1stにも満載だったMGMTらしいサイケロック、そこにLibertines風ガレージロックにエレクトロポップを混ぜ合わせることで、奇跡的な超化学反応がここに起こっている。昨年春に発表されたAnimal Collectiveの『Merriweather Post Pavilion』にも匹敵する、ネオサイケの金字塔となりうる作品だ。
こういう言い方は好きではないが、これは21世紀の『Pet Sounds』だ。過去の名盤と比較しても何の意味もないが、しかしこの形容が一番しっくりとこのアルバムにはあてはまる。ただ、『素敵じゃないか』と疑問符をつけ、こちらに同意を求めるような謙虚さを持つ過去のそれよりも、強くただ一言『おめでとう』と世界に対して言い放つその強引さのほうがボクは好きだ。
日本のロックに足りないものがすべて詰まっているといってもいい。日本でこのような音楽がメジャーに来る日はいつになるだろうか。日本と海外の差はますます広がっていく。
