では、邦楽ベストソングの発表を。5位から1位まで一気にいきませう。



5位 フジファブリック 『バウムクーヘン』

na0の転がる石 苔まみれ-フジファブリック

昨今の若い人でこの曲に共感できない人はいないだろう。≪言葉では伝えられない/僕の心は臆病だな/怖いのは否定されること/僕の心は臆病だな≫人間の弱さを端的に、かつ明確にあらわしたサビ部分の詞。誰もが誰かとつながりたい、だけど傷つきたくはない。AQUA TIMEZやGReeeeNなんかよりもホントに分かりやすい青春。「ヤマアラシのジレンマ」副題をつけるとしたらこれしかない。



4位 ユニコーン 『WAO!』

na0の転がる石 苔まみれ-ユニコーン/wao!

ユニコーンは「奥田民生率いるバンド」だと思っていた。物心付いた時には彼はもうソロだったし、さすらいやイージューライダーの彼しか知らなかった。でも今年一年でわかった。ユニコーンは「奥田民生もいるバンド」なんだということ。そして彼の根底にあるのはバンドを愛する心なのだということも。だってあんなに楽しそうなんだから。40、50になってもロックやってていいじゃない、楽しければ。



3位 中川翔子 『そばかす』

na0の転がる石 苔まみれ-judy & mary tribute
ジュディマリの『そばかす』はアニソンである。だけどそれ以前にロックソングだった。これは当たり前だ。だってジュディマリはロックバンドなんだから。だから今でこそ当たり前だが、ロックシンガーがアニソンを歌うことの葛藤や違和感も感じられる。

でもこの「そばかす」は本当の意味で「アニソン」である。そして、人と同じように歌にも運命があるのだとしたら、まさにしょこタンこそそばかすの赤い糸で結ばれたヒトである。そんなことを思ってしまうほどこの曲は彼女にハマりすぎている。アイドルっぽくなったアレンジもとてもよい。正直オリジナル以上。本当にしょこタンにそばかす歌わせたヒト、アンタは偉い!



2位 aiko 『milk』

na0の転がる石 苔まみれ-aiko/milk

サウンド、リズム、ヴォーカル。すべての調和が今年一番きれいに取れている一曲。この曲のよさはそれだけでない。今までのaikoの曲で感じたことのなかったaikoのエロスがこのmilkには確かににじみ出ている。こんなにドキッとさせられるとは思わなかった。永遠の少女かと思われたaikoの大人の魅力を感じる一曲。



1位 高橋瞳×BEAT CRUSADERS 『ウォーアイニー』

na0の転がる石 苔まみれ-高橋瞳×beat crusaders/ウォーアイニー
高橋瞳はロックミュージシャンだが「女性」ロックミュージシャンではなかった。彼女がブスといっているのではない。サウンドが女性が歌うにはヘヴィー過ぎるのだ。それにつられて彼女の声も硬く、まるで少年のようだと今まで思っていた。だけど、『ウォーアイニー』の彼女は本当に乙女である。小悪魔のようにかわいらしく、処女のようにうぶであり、散っていく花びらのように儚げである。

バックバンドのビークルもこれまでにないほどキャッチーでガーリーでポップ。でもやはりビークルらしさもある。正直『HIT IN THE USA』以来の名曲だと思う。

最強、最高のコラボ。このままずっといっしょにやればいいのに。そんなことまで思ってしまった。