Norah Jones 『The Fall』 2009年11月11日発売
Norah Jonesは真のアーティストだ。3枚のセルフアルバムに加え、Little Willies名義のバンド活動、そしてMy Blueberry Nightsでの映画主演。これまでに様々なステージで自己表現を進んで行ってきている。そしてそのどれもでアプローチの仕方を進化させている。
彼女がギターを重視するようになったのは前作『Not Too Late』からだがアルバム全体のサウンドの大きな変化はあまりなかった。しかし、このアルバム『The Fall』は違う。これは最早ロックである。2曲目『Even Though』、4曲目『Young Blood』、8曲目『It's Gonna Be』の3曲。必聴
デビュー当時、いまだ9.11テロの傷跡が残るアメリカ全土を癒した歌姫。しかし、このアルバムを聴いて思ったのは真に癒しが必要なのは彼女なのではないか、そんな印象を受ける。というのは歌詞があまりにもさびしすぎて、悲しすぎる。おそらく前作からの2年半近くの間に様々な経験をし、それにともうなう様々な傷が、このアルバムにはっきりと表現されているのからだろうと思う。
