2020年2月、癌に抗い続けた、なるさんが
旅立ちました。52歳でした。

なるさん(主人)
 パート
たろう(息子)当時高校3年生
ことり(娘) 当時小学5年生

「健康診断、再検査」〜「突然感じた重み」なるさんと家族の闘病記です。
それ以降は、死別後の事を綴っています。
お読み頂けたら、嬉しいです。



学校へ行くのが辛くなった、ことり。

前年度の先生から、6年生の担任の先生に、しっかりと引き継ぎをしてくれ、様々な配慮をしてくれたが、体調の悪化など、状況は悪くなっていくばかり。

まずは、体調を回復させる事を最優先に、無理に登校させないようにした。

そして、精神からくる体の不調なので、心療内科に相談してみようと、ネットで探したが、児童を診てくれるところは少なく、予約が取れるのは、どこも、数ヶ月先。

仕方なく、以前、たろうが行ったクリニックへ電話をした。

実はこのクリニック、大学受験を前に鬱になった、たろうが、受診したのだが、先生の診察は事務的で、
「試験に行けるか行けないかは、自分次第だから」
と突き放すように言われ、(←あくまで本人の感想です)撃沈したクリニック。
先生の言っている事は、ごもっともなんですが、藁をも掴む気持ちで受診した、たろうの心に、冷たく突き刺さってしまった。
それ以来、たろうは通院する事を辞めてしまった。


本当は違う先生に診てもらいたかったのだが、仕方ない。
しかし、別料金で心理士さんのカウンセリングを受けられるので、取り敢えず、体の不調は先生にお任せして、カウンセリングもお願いする事にした。
それと平行して、範囲を広げて診てくれる所を探そう。