2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。

当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。

お読み頂けたら嬉しいです。


なるさん(主人)会社員

 パート

たろう(息子)高校生・ラグビー部

ことり(娘)小学生


2019.10.30

明日のCT検査の前に、なるさんが言った。

「CT検査、怖いんだよなぁ」


そして、取り乱すこともなく、淡々と話しを続けた。

「結果によっては、緩和ケアへ移行することになると、覚悟しておいてくれ」


自分でも体力の低下、新たな体調の変化を感じていて、もう治療が難しいのではないかはてなマークと思っているとの事。


また、仕事へ行くのも困難になってくると思うので、その時は会社を辞めると。


いつか、そんな時が来ると分かっているが、仕事は、なるさんにとって、家族と同じくらい大切なもの。

癌と闘う、なるさんにとって、大きなモチベーションの一つ。


どんな思いで、

その時は辞める

と言ったのかと思うと胸が張り裂けそうになる泣


いつかは…と覚悟してきたつもりだが、心がついていけるだろうかはてなマーク



明日CTを撮り、

大丈夫

という安心感が得られるかも…

という期待もある。

どうか良い結果が出ますようにお願い



なるさん、帰宅後、鼻水が出て気持ち悪くなり吐いてしまったガーン

咳も酷く、夜もなかなか治らず眠れなかったよう。

とても辛そう。