2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。

当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。

お読み頂けたら嬉しいです。


なるさん(主人)会社員

 パート

たろう(息子)高校生・ラグビー部

ことり(娘)小学生


2019.8.31

たろうは、朝早くから高校ラグビー、花園予選大会の開会式に出るために出かけて行ったラグビー

おそらく、この大会でラグビーをするのは最後、悔いのないように、頑張ってほしい。



昼食は、なるさんが食べたいと言うので、以前、ことりを連れて行った、インドカレー屋さんへ行ったカレー

本格的なカレー、2回目のことりは、中辛に辛みソースを少し追加して、美味しそうに食べていた。

なるさんも、少し残したが美味しそうに食べていた。



夜、たろうのラグビー部の保護者親睦会があり、私、1人で参加した。


帰宅すると、ことりが、お父さんの様子をメモに書いておいてくれた。


お父さん

体が痛い

咳が出る

汗かいている

熱は36.9℃

ご飯も残した


具合が悪くなった時に、次回の診察時、先生に伝える為に、私がメモしているのを見ていたからだろう。

さすが、ことり。


それと、辛そうなお父さんの状態を私に伝えたかったのだろう。

不安な気持ちと共に。


お兄ちゃんもいるから大丈夫かな…と思って参加したけれど、夜、お母さんがいないなんて、より、不安だったよね。

ごめんね。