2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2019.8.8
G病院 パクリタキセル 7回目
今回も130の量で投与。
次回、CT検査。
あー怖い
どうか、抗がん剤が効いていてくれー
会計 8,030円
2019.8.10
なるさんは、ほぼ1日中ソファーで寝ていた
あまり話さず元気がない
たろうも、暑さにやられ、熱中症になった。合宿の疲れも出たのだろう
2人共、元気になあれ
2019.8.11
私とことりで、私の実家へ
たろうは、回復し、なるさんとラーメンを食べに行ったそうだ。
よかった
2019.8.12
なるさんは、今日も1日中、ソファーで寝ていた
体の痒みが、ひどくなってきた。
だいぶダメージを受けているようだ。
1人でじっと戦っている。
元気もないし、あまり話さないし、反応も鈍い。
大丈夫だろうか…
2019.8.13
なるさんは、今日から仕事へ行った。
この暑さと、抗がん剤の副作用でやられているようだ。昨日、とても辛そうだったから、休んで欲しかったが、そうもいかないのかな…
それとも、仕事へ行ったほうが気が紛れるのかな…
帰宅後、少し休んでから夕食を食べたが、だいぶきつそうだった
2019.8.14
なるさん、夕食後に苦しくなり、しばらくして嘔吐
ことりが近くにいて、お世話をしてくれた。
ビックリしただろうし、不安に思っただろうが、冷静に優しく声をかけていた。
今日は、それ以降、何も食べずに横になった。
このところ、ことりは、毎日、夕食作りを手伝ってくれる
包丁も上手に使えるし、焼くのも上手になった。
急成長中ありがとう