2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2019.5.7
やることがたくさんあると、早く出勤したなるさん。
その分、早く帰宅できたが、とても疲れたようだ。
咳も出るし、21時くらいから、ソファーで
しかし夜中に目が覚めてしまい、疲れているのに、よく眠れなかったそう。
変な時間に寝ちゃったからかな。
2019.5.8
今日も早めに出勤したなるさん。
帰ると
「疲れたぁ」
「あー」「んー
」
と、大きな独り言を連発してる
その度、隣にいることりが、ビクッとしている
2019.5.10
今週は、仕事が忙しく、とても疲れたようだ。帰宅後はずっとソファーで
土日で回復できるといいな。
2019.5.11
午前中、なるさんの実家へ。
母の日のプレゼントを渡しに行った
しかし、義母に
「大変なんだから、もうしなくていいのよ」
と言われた。
思いやりからの言葉だとは分かっているが、なんだかなぁ
なるさんの前では、言って欲しくなかったな…
そんな風に感じてしまう自分にも、なんだかなぁ
なるさんは疲れているようで、午後は、あまり元気がなかった。
赤い発疹は数が減ったが、まだ体の痒みがあるとの事。
また、パラパラと抜け毛も多くなってきたので、気にしている。
そして困ったことに、疲れているはずなのに、夜、あまり眠れないとの事。
入院時、あんなに毎日のように、薬の数の確認に薬剤師が来ていたのに、
「コリ止めがなくなってしまった」
と、ご立腹のなるさん。
診察日まで、後3日。
我慢できるかな…