2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2019.4.25
退院
7時半に家を出たが、渋滞していて、2時間以上もかかってしまった
病室を出る時間が来てしまったため、なるさんは1人で準備をして、食堂で待っていてくれた。
今回は、退院証明も病棟でもらえたので、スムーズに会計して家へ帰った。
まだ、少しクラクラすると、歩みはスローリー。
会計 104,474円
退院すると、どうしてもジャンキーな物が食べたくなる、なるさん。
帰りに、マクドナルドのドライブスルーで、ビックマックJr、ポテトS 、コーラゼロを買って帰った
全て完食
早い段階からの、追加の吐気止め服用がよかったのかな
3時半過ぎ、ことりが学校から帰ってくると、家の中がパッと明るくなった。
お父さんが帰ってきて、嬉しくてたまらないことり。おしゃべりが止まらなくて、なかなか宿題に取り掛かれない
「ゴールデンウィーク、みんなすごいんだよ。温泉とか、おじいちゃん家とか、アメリカへ行く子もいるんだって。うちは?」
と、ことり。
ごめん。また我慢だね。
もともと、ゴールデンウィークは、なるさんが仕事になる事が多く、旅行へは、行った事はなかったけれど、今年は10連休だし、お出かけといえば、私の実家か、お兄ちゃんのラグビー観戦だもの…。
ことりにとってのお出かけじゃないよね…
泊まりで行くのは難しいので、電車でアスレチックへ行くことにした。
ことり大喜び
お母さんサボっちゃいけないね
夕食は、軽め。
ご飯に卵、納豆、ゆで卵半分にひじき、きゅうりの塩もみ。
やはり食後は、どーんと体が重くなり辛そうだ
部活の練習終了後、たろうから珍しく電話があった。
「父ちゃん、大丈夫か元気ある」
普段はあまり口にしないが、こうして気遣う気持ちを言葉にしてくれると嬉しい。
ありがとう