2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2019.4.11
G病院 消化管内科
予約していても2時間待ち
白血球の数値は、下がっているものの想定内なので、18日から入院の予定。
会計 4,850円
2019.4.14
午後、たろうのラグビーの試合観戦
以前から、観たいと言っていた、なるさんの両親と妹夫婦も応援に来てくれた。
間近でのラグビー観戦は、高校生であっても迫力があると興奮していた
なるさんは、かすれた声で、色々と解説していた。
私はもっぱら、撮影係
全体からのズーム。
ズームからの引き。
と選手の動きを見て、次のプレイを予測していないと、ついていけなくなるので、気が抜けない
たろうのラグビーの上達と共に私の撮影スキルも上がってます
たろうは、左手小指を骨折中だが出場した。またケガをしたのではとヒヤヒヤする場面もあったが、トライに繋がる絶妙なパスやキック、小さい体で大きな相手をタックルして倒したり、自らトライも決め、チームに貢献していた。
チームは見事、勝利。
両親もとても喜んだ。
もちろん、なるさんも。
最高学年となり、初めての試合。
ラグビー経験者のたろう。
時にぶつかり合いながら、仲間と共に作り上げてきたチーム。
みんな、輝いている
とてもいい顔している
みんなにパワーをもらって、
心の栄養満タンです
とてもいい試合だった
帰宅後、なるさんは録画したビデオを何度も観て、
「これだよ!このパスはドンピシャだ」
「ナイスタックル!」
などと興奮していた。
さぁ、私は、汚れたユニフォームと格闘せねば…