2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん（主人）会社員
私 パート
たろう（息子）高校生・ラグビー部
ことり（娘）小学生
2019.2.11
朝は、食パン半分に卵焼き、ウィンナー1本
昼は、ピザ1枚
夜は、ラーメン少なめ
そして、合間にポテチやコーラ。
油っぽいのに大丈夫かな
それでも何とか食べられるようになって、よかった。
お腹の調子はイマイチで、ガスばかり出るとの事。
ずっと座ってばかりなので、体力、筋力の低下を心配しているが、今はまだ動くのがきつそう。
まずは食べることから、そして少しずつ動いていこう。
無理せず焦らず気分転換も必要だね。
2019.2.12
放射線30回目(ラスト)
今日で放射線治療終了
抗がん剤治療と並行して、仕事もしながら、さぞ、きつかったと思う。
なるさん、お疲れ様。
どうか効果が出て、がん細胞が全部消えますように
会計
10,850円
温かい物(特に汁物)は、匂いがあって食べられないとの事。
「まるで、つわりみたいだね」
となるさん。
私のつわりが酷かったから、そんな事を言ったのかな？
それにプラスして味覚がおかしいし、放射線の副作用も出始めて喉の痛みも出てきたそう。
それでも日に日に食べられる量が増えてきた。
2019.2.13
午後から、出勤したなるさん。
19時半ごろ帰宅。
疲れただろうなぁ。大丈夫かな
無理しないでほしい。
甘味が少し戻ってきたとのこと
2019.2.14
朝から出勤した。
無理のない程度にと言っているが、大変だと思う。
本当に頑張っている。
頭が下がります。
Happy Valentine
ことりとお菓子作り
お友達と交換する為、大量生産。
なるさんも美味しいと食べてくれ、ことりは、とても喜んでいた。
2019.2.15
週末になり、さすがに疲れが溜まってきたようだ。
放射線治療の副作用も、そろそろ、ピークになるはず…
1番心配なのは、食事。
味覚は、少しずつ戻ってはいるが、口の中の炎症が酷くなって飲食がキツくなるのでは？と心配だ。
今は、おやつにポテチやコーラ、そして甘味が感じられるので、きな粉ねじりがお気に入り