2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2019.1.29
放射線21回目 消化管内科診察あり
なるさんが、採血と放射線治療を受けている間、私は病院を出て、私の職場の方からいただいたお見舞いのお返しを探した。
色々と見て回ったが、以前なるさんと入った和風カフェにあったブレンド茶を買った。
いつも混んでいる消化管内科の診察が、珍しく早く呼ばれた。
血液検査の結果、白血球数値などは下がっているが、これくらいなら、また増えてくるだろうということで問題は無し。
体の凝りを緩和するために、アルプラゾラム錠0.4mgを処方してもらった。(眠気に注意)
会計 660円(高額医療制度により薬のみ)
今日の帰りは星乃珈琲でランチ。
2人共、お腹いっぱいでやられた
2019.1.30
放射線22回目
なるさん、電車にて1人で通院。
会計 0円(高額医療制度により)
朝晩と痛み止めを服用。
晩は、凝りを取る薬も服用しているが、少しは楽になったのだろうか
朝、なるさんを駅まで送って、私は、久々に仕事へ行った。(なるさんの放射線治療に付き添うため、パートをお休みさせてもらっていた)
やはり仕事をしてないと、レジなどの細かな操作を忘れていたり、何より体が鈍っていて、とても疲れた。
でも、やっぱり
働くって楽しい
気持ちがリフレッシュした感じ。
なるさんもそうなのかな
2019.1.31
放射線23回目
なるさん、電車にて1人で通院。
会計 0円(高額医療制度により)
帰りの電車の中で気持ちが悪くなったそうで、オエッオエッとえづくも、吐くものはないので、もどしはしなかったとの事
帰宅してお風呂に入り、落ち着いたようで、よかった
今日の夕食は、みんなからリクエストのあった、とんかつを揚げた。
気持ちが悪かったのに、どうかと思ったが、なるさんも食べたいと言うので、2切れほど、たろうのお皿に移植した。
なるさんも、美味しそうに食べていた
油っこいので、内心ヒヤヒヤしていたが、幸いその後、気持ち悪なることがなかったのでよかった。