2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。

当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。

お読み頂けたら嬉しいです。


なるさん(主人)会社員

 パート

たろう(息子)高校生・ラグビー部

ことり(娘)小学生


2019.1.9

入院3日目 放射線8回目


ことりは、朝、学校へ行きたがらなかったが、

「お母さんの仕事帰りに、一緒に帰ろうか?

と提案すると頑張って登校した病院


昼頃、迎えに行き、久しぶりに、ことりの好きな、もんじゃ焼きを食べに行った。そして、今日の午後は、なるさんの所へはいかず、ことりとのんびり過ごす事にした。


早退してきたので、みんなが授業を受けている時間は、ゲームをしないと、宿題をしていたまじめなことり鉛筆笑い


たろうもことりを気遣い、いつもより早く帰宅してくれ、ことりと一緒にリビングで遊んでくれた音譜

嬉しそうに、鼻歌を歌ったり笑ったりしているので、ほっとしたが、今まで以上に、注意深く見てあげないとと思った。


そして、辛い抗がん剤治療と放射線治療を受け、入院しているなるさんの事も心配。精神的にもだいぶ弱っていると思うから…汗


今日は、病院に行ってあげられなかったので、1人で頑張っていると思うとたまらない泣


あー、どこでもドアドアが欲しいびっくりマーク




2019.1.10

入院4日目 放射線9回目


入院してから2kgも太ったそうで、顔がむくんでいた。

また、昨晩から気持ちが悪く、味覚も鈍くなり食欲がないとの事だ。


午後、面会へ行ったら、すぐに放射線に呼ばれたので、2人で放射線科へ行った。

放射線科の先生の診察もあり、待ち時間が長かったので、ことりが不安定であることを話した。


「かわいそうなことしちゃったなぁ」

心配するなるさん。

こんな時に、1人で抱えきれなくて、ごめんね。




2019.1.11

入院5日目 放射線10回目


利尿剤の効果が出て、体重が戻り、浮腫も少なくなっていた。

吐き気止めを飲んでいるが、あまり効果を感じられず、薬を変えてもらったら、眠気があると言う。

でも、かえって眠れた方がいいかも。



ことりは、昨日今日とフルで学校に行った。

たろうも気にかけてくれ、このところ、たくさんかまってくれたので、少し落ち着いてきた。(2日間、泣かずに眠れた)